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可能性事象変異

 

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Xenoシリーズ10周年オンラインアンソロジー

こちらはXenoシリーズ10周年記念として企画された
『Xeno10th!!』オンラインアンソロジーに寄稿させて頂いたイラストです。

 

ジギー [Xenosaga]

 

一度死に、蘇った男。

初出時彼は自らの生前の記憶を《ノイズ》と呼び、僅かに残された生体脳の除去──人としての《死》を望んでいた。
死んで尚も彼を苛み続けた、守ることが出来なかった大切な者達=妻子への想い。その悔恨はヴォイジャーが消滅したことにより、僅かにでも癒えたのだろうか。

彼が「ジャン・ザウアー」ではなく「ジギー」として生きるこれからの生の中で、心からの安らぎがあることを願う。

アベル [Xenogears]

 

全ての始まりの少年。
幼い彼の母性への回帰願望が“エレハイム”というプログラムを形成し、寂しさが“対存在”というシステムを生み出した。

極秘であるはずのデウスとゾハルの連結実験に“偶然”立ち合い、本来ヒトが知覚し得ない波動存在を観測し四次元宇宙に固着した彼は、本当にただの「民間の少年」だったのか。

そして“エレハイム”として具象化した《母》のイメージは、彼にとってどういう存在だったのだろうか。

アベル [Xenosaga]

 

gearsとsagaの世界の繋がりを伺わせる要素の1人。

波動存在──ウ・ドゥの端末であり、ロスト・エルサレムにおいて連結実験被験者であったネピリムをより観測する為に実数領域に出現した彼は、gearsのアベルとは異なり無機質的に描かれている。

ウ・ドゥから派生した存在でありながら、アベルはネピリムと共に実数領域に留まる選択をする。
その選択から生まれた世界の可能性はgearsの世界へと繋がるのか、否か。

天帝カイン [Xenogears]

 

アニムス原体=ガゼルの頂点にして全てのヒトの長(おさ)。

作中からは彼の人柄はほとんど伺えないが、自分の心に沿わぬことはしないシタンが「陛下」と呼び従い、またフェイと共に行くことを決意した時もカインから許しを得ていたことから、シタンという人間を惹き付けるだけの人格者であり、また魅力ある人物であったことが推測される。

ラムサスの手にかかり絶命する瞬間、彼は最期に何を思ったのだろうか。

イド [Xenogears]

 

“憶病者”が全ての苦痛から逃れる為に生み出した、全ての破壊を望む欲動「id<イド>」。
「人との一体感は、それを壊すことによってしか得られないと思っていた」──彼の破壊衝動は一方的なものに見えながら、その実他者に寄り添い合一する為の手段だった。

得られなかったと思っていた母の愛を知り、彼はフェイに心を開く。
イド=統合を果たしたフェイは、自らが為したことの責任を負って生きてゆくのだろう。

カーン [Xenogears]

 

シェバトの任務に忙殺されていたカーンはミァンとなった妻カレンに気付けず、フェイ=イドの苦痛を見逃した。

しかしカーンは父として夫として、取り分け情が薄かったとは思えない。
グラーフとなりながらも彼は「カーン」としての自我を持ち続けた。
それは愛した女=ソフィアの為に世界を滅ぼそうとするグラーフと、愛した女=ミァンの一部となったカレンを解放したいと願うカーンの目的が一致していた為ではないだろうか。

愛する女達の解放を託し、カーンは息子の身代わりとしてゾハルと合一する。

キム [Xenogears]

 

ゼボイムのエレハイムと恋をし、エメラダという娘を望んだキム。
彼は世界に絶望しながらもヒトとして、一人の男性として、新たな未来を築こうと模索していた。

彼が感じていた焦燥──そしてそこから生まれたナノマシン技術は、“接触者”としてヒトを革新させる為に運命付けられていたものだったのかもしれない。
しかし彼が望み得られなかったささやかな幸福は、シンプルであるが故に哀しい。

シグルド [Xenogears]

 

バルトに忠義を尽くしながら、時には兄のような厳しさを見せるユグドラシルの副官。
実際彼はバルトの異母兄であり、本来ならばアヴェ国王の長子だった。

母の遺志を尊重して出自を黙し、ソラリスの拉致・投薬に病みながらもバルトらを案じる心から記憶を取り戻したように、彼は常に我が身よりも愛する者を想い行動する。
彼の自らを顧みない献身は痛々しくさえ思えるが、その信念──迷いのない強さは清々しく、羨ましくもある。

ジェシー [Xenogears]

 

ガゼルであり、エリートとしてソラリス総司令官の座に着くはずだったジェシー。
彼は自らの意思で全てを捨て、世界の真実を知るために地上に降りる。

彼は妻を殺され、息子から猜疑の目で見られてもなお信念を曲げることはしなかった。
端正だった自らの顔に傷痕を入れ、整形を施してまで。
彼のその強さは何所から来るものだったのだろうか。

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