内部資料:NO.

人物

▼ 第1話 《逆転の異邦人》

■ 成歩堂 龍一 →
■ ボクト・ツアーニ
■ 綾里 真宵 →
■ 始祖
■ 裁判長[クライン]
■ レイファ・パドマ・クライン
■ 亜内 文武 →
■ ミーマ・ワルヒト
■ ドゥルク・サードマディ
■ ポットディーノ・ニカワス
■ インガ・カルクール・クライン

▼ 第2話 《逆転マジックショー》

■ 成歩堂 みぬき →
■ 希月 心音 →
■ 王泥喜 法介 →
■ 伏樹 直人
■ 菜々野 美々
■ 志乃山 金成
■ 天馬 ゆめみ →
■ 天馬 出右衛門 →
■ 牙琉 響也 →
■ ラミロア →
■ 宝月 茜 →
■ 御剣 怜侍 →
■ ナユタ・サードマディ
■ 裁判長 →
■ 菜々野 輝々

▼ 第3話 《逆転の儀式》

■ 鳥姫
■ マルメル・アータム
■ バアヤ →アマラ・シガタール・クライン
■ サーラ・アータム
■ オガム・マイニーチェ
■ ガラン・シガタール・クライン
■ ナナシーノ・ゴンビェ(仮) →ダッツ・ディニゲル

▼ 第4話 《逆転寄席》

■ 夕神 迅 →
■ 内館 すする
■ 旋風亭 獏風
■ 旋風亭 風子
■ 旋風亭 美風

▼ 第5話 《逆転の大革命》

■ 佐奈樹 文明
■ 王泥喜 奏介
■ 清木 まさはる
■ 佐奈樹 ヒルネリア
■ 綾里 春美 →

▼ 特別編 《時を超える逆転》

■ 矢張 政志 →
■ 大津部 雫
■ 米倉 静次
■ 八久留間 来人
■ 十文字 一治
■ 八久留間 ひかり

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ボクト・ツアーニ【ぼくと つあーに】
2019年誕生〜 一人称:「ボク」 身長:144cm

クライン王国ジーイン寺院の僧侶見習いの少年。ツアーガイドや修行中の真宵の世話係も担当している。2028年4月23日、《始祖の宝玉》窃盗とミーマ・ワルヒト殺害容疑で逮捕され、成歩堂がクライン王国の法廷に立つきっかけとなった。
商魂逞しくやや暴走しがち。夜明石で発光する《秘宝の箱》は一般公開すれば観光名所になるのではと考えており、度々宝物庫を覗きに行っていた。鳥姫人気にあやかり“まがたまん”に続いて“トリサまん”を新商品として企画している。
ヒラヒラしたものを見ると噛み付く癖がある“ミタマル”というチベタン・マスティフの子犬を飼っており、ある程度の会話(意思疎通)が可能な模様。今後のクライン王国を支えるのは観光と考えており、宝物庫ナイトツアーの夢を諦めていない。

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始祖【しそ】
7世紀頃

祖先の霊魂をこの世に導ける《霊媒師》でありクライン王国の祖。その力は子孫の女性に受け継がれ、代々クライン王国を治める女王となった。
クライン王国のあちこちに肖像画が掲げられているが、その顔は“クライン最大の禁忌”とされ描かれていない。素顔は《始祖の宝玉》にのみ遺されており、霊媒能力を持つ者がそれを見ることにより再びこの世に呼び出すことが可能だった。
霊媒に必要なもう一つの要素・始祖の真の名はクライン王国女王に就任した巫女にのみ伝えられている。

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レイファ・パドマ・クライン【れいふぁ ぱどま くらいん】
2013年12月24日誕生〜 一人称:「ワラワ」 身長:148cm

クライン王国の姫巫女。奉納舞の舞い手であり、《御魂の託宣》を執り行う役目を担っている。
《御魂の託宣》を絶対と信じており弁護士を侮っていたが、成歩堂と王泥喜の覚悟を見ることで変わっていく。

インガ・カルクール・クラインとガラン・シガタール・クラインの娘とされてきたが実際はドゥルク・サードマディとアマラ・シガタール・クラインの間に生まれた長女であり、ナユタ・サードマディは実兄になる。
アマラが生きており実の母であること・ナユタが兄であることは知らずに育ってきたが、2028年5月18日、ドゥルクの裁判を前にガランから“しつけ(逆らえば立場を失う)”と称し教えられた。
2013年12月24日誕生
□ ドゥルク・サードマディ(30)とアマラ・シガタール・クライン(29)の長女、ナユタ・サードマディ(10)の妹として誕生
□ アマラと共に王宮に連れ戻され、表向きインガ・カルクール・クラインとガラン・シガタール・クラインの娘とされる
□ バアヤに変装したアマラに育てられる
2028年4月 [14才]
□ 成歩堂 龍一(35)と出逢う
同年
□ クライン王国新女王に就任する

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ミーマ・ワルヒト【みーま わるひと】
1996年誕生〜2028年死亡 [32才] 一人称:「オレ」

ジーイン寺院の秘宝の箱の警備を任されていた警備員。かつては僧侶見習いだったが両親を早くに亡くし家族を養う為に僧になることを諦め警備員になった。その経緯の為僧侶見習いのボクト・ツアーニとも親しかった。
2028年4月23日、宝物庫から秘宝の箱を盗み《始祖の宝玉》が入っていないことに気付き、ボクトを疑い問い詰めようとしていたところを後ろから撲殺された。

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裁判長[クライン]【さいばんちょ】
クライン王国の裁判長。クラインの《あきらめの法廷》に慣れきっていたが、成歩堂を通じ従来の法廷のあり方を採用していく。
ポットディーノ・ニカワスのダマラン教室に妻と一緒に通っていた。マルメル・アータムとは家族ぐるみの付き合いがあり、右のお尻のほっぺにクライン教の僧の刺青がある(らしい)。娘がいる。

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ドゥルク・サードマディ【どぅるく さーどまでぃ】
1983年誕生〜2028年死亡 [45才] 一人称:「オレ」・「俺」 身長:183cm

革命派《反逆の龍》のリーダー。元弁護士で《龍は屈せず(真実の為に龍の如くあらねばならない)》の信念を持つ。弁護士だった頃は「その強さ、龍のごとし」とされ一睨みで検事も恐れ戦き、犯人が自白しながら失神したこともあるという(ダッツ・ディニゲル談)。
新米弁護士の頃は仕事を選べず大道芸やヤクの乳搾り・火の輪くぐり等何でもしていた。冤罪を食らった者を何人も脱獄させて来た為開錠は得意。ただしコンピュータは専門外で分からない。

王泥喜 法介の養父でありナユタ・サードマディとレイファ・パドマ・クラインの実父。王泥喜を日本に帰国させた後何もしてやれなかったことを後悔しており、2028年5月16日、真宵の力を借りて日本の王泥喜に逢いに行った。
右掌に《反逆の龍》の刺青を持つ。
1983年
□ 誕生
□ 弁護士になりクライン王国女王アマラ・シガタール・クラインと結婚
2003年 [20才]
□ アマラ(19)との間に長男ナユタ・サードマディ誕生
2005年 [22才]
□ 酒場で出会った旅芸人の王泥喜 奏介と意気投合し、息子の王泥喜 法介(1)と共にアマラの私邸へ招く
□ 直後に起きた《アマラ暗殺事件》で奏介死亡・王泥喜を引き取り養子にする
□ 《アマラ暗殺事件》の首謀者とされ自らを弁護するが証拠の捏造等で無罪を勝ち取れず、世間の弁護士への不信から《弁護罪》が制定される
□ 《アマラ暗殺事件》犯人とされ追っ手から逃げながらナユタ・王泥喜と共に暮らす
□ 《弁護罪》に抗い革命派《反逆の龍》のリーダーとなる
2013年 [30才]
□ 王泥喜(9)を日本へ帰国させる
※ アマラが生きていると知り今後の計画に巻き込まない為
□ 王宮に監禁されていたアマラ(29)を救出・逃亡生活を送る
同年12月24日
□ アマラとの間に長女レイファ・パドマ・クライン誕生
□ アマラとレイファ、王宮に連れ戻される
2023年 [40才]
□ 《龍の意思》を継ぎ検事となったもののガラン政権の手先のように振る舞うナユタ(20)を案じる
2028年5月 [45才]
□ 弁護士になった王泥喜(24)と再会

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ポットディーノ・ニカワス【ぽっとでぃーの にかわす】
1992年誕生〜 一人称:「わたくし」・「オレ」・「オレ様」 身長:176cm

ジーイン寺院の住職。民族楽器ダマランの奏者で《儀式の歌》の演奏を担当する。裁判長のダマラン教室の講師も務めている。
2027年秋頃に故郷のヨーロッパから引っ越して来た為クライン文字は苦手。秘宝の箱の鍵である《マガタマ(ミタマ)のカギ》を所有しており、宝物庫から《始祖の宝玉》を盗み出していた。
盗んだ《始祖の宝玉》は脅迫され革命派に渡したものとされたが実際はインガ・カルクール・クラインに買収されており、《始祖の宝玉》はインガに、そして暗号の解読の為日本の考古学者・佐奈樹 文明へと渡っていった。
2028年4月23日、《始祖の宝玉》が盗まれていることに気付いたミーマ・ワルヒトを殺害した。

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インガ・カルクール・クライン【いんが かるくーる くらいん】
1982年誕生〜2028年死亡 [46才] 一人称:「私」 身長:186cm

クライン王国の法務大臣であり女王ガラン・シガタール・クラインの夫。フルネームはインガ・カルクール・ククルーラ・ラルバン・ギジール・ホフダラン・マダラ・ヴィラ・ヤシマ・ジャクティエール・クライン3世。野心が強く秘密警察を私物化し、政権への不満にかこつけてガランを暗殺・クーデターを起こし《始祖の宝玉》により霊力を手に入れ王になるつもりだった。
「他人の顔を識別できない」相貌失認の体質で、人を認識する際は服装や髪型等で見分けていた。レイファ・パドマ・クラインとは血の繋がりはなかったが娘として愛していたようで、金庫の暗証番号をレイファの誕生日で設定し、レイファが8才の頃に送った手紙を保管していた。ひどい腰痛持ちで痛み止めの注射やマッサージ効果のある椅子を使っていた。

《始祖の宝玉》を手に入れる為真宵を人質として成歩堂と交渉していたが、2028年5月18日、遺体で発見される。
1982年
□ 誕生
2005年〜 [23才]
□ 《アマラ暗殺事件》・《弁護罪》が制定される
□ ガラン・シガタール・クラインが女王になったことで法務大臣に就任
2013年〜 [31才]
□ レイファを表向きガランとの間の娘にする
2026年 [44才]
□ 秘密警察のフォン・ミョウを《革命派狩りの鳥姫》オガム・マイニーチェとし、革命派を逮捕し死刑命令を出す
□ ガラン王政クーデターを目論む
2028年 [46才]
□ ポットディーノ・ニカワス(36)を買収し《始祖の宝玉》を盗ませる
□ 《始祖の宝玉》を日本へ送り、清木 まさはる(25)に暗号の解読を依頼
同年5月
□ 真宵(28)を人質にし助けに来たドゥルク・サードマディ(45)を殺害
□ 成歩堂と取引し《始祖の宝玉》を手に入れようとするが、ガランにより殺害される

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伏樹 直人【ふしぎ なおひと】
1998年誕生〜2028年死亡 [30才] 一人称:「私」

コインマジックと炎のマジックを得意とする元或真敷一座のマジシャン《Mr.メンヨー》。2028年4月27日、《ミヌキ・イン・アルマジカルランド》のゲネラルプローべ出演中、舞台の上で死亡する。
正体は本物の《Mr.メンヨー》のファンだった青年。番組をきっかけに志乃山 金成と出逢い、マジックの手ほどきを受けて2026年に2代目《Mr.メンヨー》を襲名。志乃山のプロデュースにより2027年にはTVで見掛けるほどの有名なマジシャンになっていた。

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菜々野 美々/輝々【ななの みみ/きき】
2009年誕生〜 一人称:「わたし」/「アタシ」 身長:150cm

みぬきのマジックショーでバニーを演じる新米マジシャンの双子。世間的には「美々」一人と思わせている。小さな酒場(《ビビルバー》?)のステージに立つ当時中学生のみぬきを見て憧れ、マジシャンになった。
妹の美々はおっとりしていてみぬきを尊敬し、姉の輝々は勝気でみぬきを大嫌いと公言し、性格は真逆になっている。
瞬間移動マジックを得意としているがこれは双子のコンビで実現していた為、タネがばれた後は仕事が減り成歩堂なんでも事務所入りを考えている。

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志乃山 金成【しのやま かねなり】
1993年誕生〜 一人称:「ボク」・「ワタシ」 身長:178cm

“ヤマシノP”で知られるニドミテレビの名物プロデューサー。土曜19時のバラエティ「ジャック・ヤマシノがお茶の間をジャック!」や「ヤマシノPと行くラーメン屋!」等自ら多数のTV番組に出演しており「シクヨロ!」の台詞で有名。或真敷一座復活の大舞台《ミヌキ・イン・アルマジカルランド》を企画した。
逆転世界では珍しくスマホと思われる機器を使用。SNSも使いこなしている。

その正体は2015年頃に未熟と見做され或真敷一座を追放された、コインマジックと炎のマジックを得意とする《Mr.メンヨー》。或真敷一座を恨んでおり唯一の継承者である成歩堂 みぬきを陥れる為、自らのファンだった伏樹 直人を《Mr.メンヨー》に仕立て上げみぬきと共演させ、2028年4月27日、ゲネラルプローべ中に殺害することで或真敷の名声を堕とし復讐を果たそうとした。

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ナユタ・サードマディ【なゆた さーどまでぃ】
2003年誕生〜 一人称:「拙僧」・「私」 身長:182cm

クライン王国の国際検事。クライン教の僧でもあり、法廷をトムライの場と捉え、罪人を裁くことが被害者の魂の救済になるという考えから“トムライの検事”と呼ばれている。
物腰は柔らかいが腐れ外道への《説法》と称して毒舌。クライン教は女性である巫女中心の宗教の為フェミニストを自負している。“3度目”を許さない。桃が大好物。 努力家で一晩で日本のTV文化を把握したり複数の落語を暗記する程の集中力を持つ。

ドゥルク・サードマディとアマラ・シガタール・クラインの間に生まれた長男であり、レイファ・パドマ・クラインの実兄。幼少期に共に育った王泥喜 法介は義兄弟とも言える。幼い頃は王泥喜と共に素っ裸で野原を駆け回り、スッポンポンでピースし尻をヒルに食われて泣くようなヤンチャだったらしい。
ドゥルクの《龍の意思》を継ぎ2023年に法曹界を内側から革命する為検事となったが、「親の罪は子の罪」の思想が強いクライン王国において風当たりは強かった。また母アマラが生きておりレイファが自分の妹であることを知り、ガラン女王の言いなりになっていた。
「サトラ・イマオマン・ドモサマシ・デタシヌケ・タレガサヨ・ソノカ(悟らぬ汚れた魂よ 始祖様の顔も3度まで?)」は汚れたタマシイを持つ者達を“悟り”へと導く始祖の“経”で、愚か者をまどろみから目覚めさせる呪文。男性故霊媒能力は持たないが王族直系の為か、上記の経を唱えることで相手が身に付けているものや巻き付けた数珠を遠隔で締め上げるという謎の技を使える。

事件後は「犯罪者の息子」という汚名も消えた為、王族として新女王レイファの摂政を務めていると思われる。
父ドゥルクと同じく右掌に《反逆の龍》の刺青を持つ。
2003年
□ ドゥルク・サードマディ(20)とアマラ・シガタール・クライン(19)の長男として誕生
2005年 [2才]
□ 《アマラ暗殺事件》・ドゥルク(22)が王泥喜 法介(1)を引き取り義兄弟になる
□ 《弁護罪》が制定される
□ ドゥルク・王泥喜と共に暮らす
2013年 [10才]
□ 王泥喜、日本へ帰国
□ ドゥルク(30)が王宮に監禁されていたアマラ(29)を救出・逃亡生活を送る
同年12月24日
□ 妹レイファ・パドマ・クライン誕生
□ アマラとレイファ、王宮に連れ戻される
2023年〜 [20才]
□ 《龍の意思》を継ぎ検事となるが、母と妹を人質に取られガラン・シガタール・クラインの言いなりになる
2028年4月 [25才]
□ 弁護士になった王泥喜(24)と再会する

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鳥姫【とりひめ】
《伝説》
クライン王国の始祖の双子の妹・イムサン。衣の模様がクライン王国固有種の鳥・イクサドリに似ていることから鳥姫と呼ばれるようになった。数百年前にクライン王国建国時に戦った女戦士で、現代では国が乱れた時に現れ皆を守る守り神とされ信仰されている。霊力は持たなかったが類稀なる短剣の使い手で、反逆者との戦いに人生を捧げた。
聖なる衣を纏い、国を乱す悪人をズバズバ退治する正義の味方。姉である始祖と似た顔は《死》を意味する文字が書かれた仮面で隠され見えないようになっている。


《革命派狩り》
王政に反抗する革命派の人間を徹底的に調べ、適当な犯罪を捏造した上で襲い痛めつけた後、警察へ突き出していた。
その正体は法務大臣インガ・カルクール・クライン直属の秘密警察フォン・ミョウ。『オガム・マイニーチェ』という偽名を名乗ることで戸籍や住民票から正体がばれないよう偽装していた。

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マルメル・アータム【まるめる あーたむ】
1986年誕生〜2028年死亡 [42才] 一人称:「愚僧」 身長:175cm

クライン教の祭司でサーラの夫。隠れ革命派で《革命派狩りの鳥姫》に狙われていた。
妻のサーラがオガム・マイニーチェを殺害してしまったことを隠蔽する為に《御魂の託宣》が行われることを前提に状況を偽装し、己も《鳥姫》に殺害されたように見せ掛ける為2028年5月10日、《水清めの儀》の最中に自殺した。
真宵に霊媒され証言台に立った後、サーラに見送られ冥界に旅立った。

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アマラ・シガタール・クライン【あまら しがたーる くらいん】
1984年誕生〜 一人称:「わたくし」/「ワシ」 身長:172cm

《アマラ暗殺事件》で死亡したとされてきたクライン王国前女王。普段はレイファの付き人・バアヤとして正体を偽り、霊媒が出来ない女王ガラン・シガタール・クラインの代理として霊媒の役を務めていた。
バアヤの時はレイファの「バアヤ!」で全てを察し耳打ちしたり上着を脱がせたり杖を預かったりと甲斐甲斐しく世話をしていた為、アマラが母親として戻ってきた後のレイファは新しいバアヤを欲しがっている。

「ドゥルクが命を狙っている」というガランの言葉に騙されているように見せていたが、実際はドゥルクを愛しながらも娘であるレイファを人質に取られている状態だった。
2028年革命成立後、大巫女として新女王レイファの補佐を務めていると思われる。
1984年
□ 誕生
1985年 [1才]
□ 妹ガラン・シガタール・クライン誕生
□ クライン王国女王に就任
□ 弁護士のドゥルク・サードマディと結婚
2003年 [19才]
□ ドゥルク(20)との間に長男ナユタ・サードマディ誕生
2005年 [21才]
□ 《アマラ暗殺事件》・火傷を負い王宮で監禁される
□ ドゥルク(22)が主犯だと吹き込まれ、女王の座をガラン(20)に譲る
2013年 [29才]
□ ドゥルク(30)により王宮から救出され逃亡生活を送る
同年12月24日
□ ドゥルクとの間に長女レイファ・パドマ・クライン誕生
□ アマラとレイファ、王宮に連れ戻される
□ バアヤに変装しレイファを育て、霊媒が出来ないガランの代役で霊媒を行う
2028年 [44才]
□ 霊媒によりインガ・カルクール・クライン殺害の偽装を手伝う

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サーラ・アータム【さーら あーたむ】
1997年誕生〜 一人称:「私」 身長:160cm

マルメルの妻。2028年の《水清めの儀》では妊娠中だった為、鳥姫の役を真宵に任せていた。料理上手でクライン料理は絶品。熱狂的トリサマンファンで、真宵のトノサマンの腕時計とトリサマンストラップを交換した。
隠れ革命派で2028年5月8日、脱獄したダッツ・ディニゲルを隠しアジトに迎え入れる準備をしていたところ侵入してきたオガム・マイニーチェと鉢合わせ、殺害してしまう。その罪を隠蔽する為、夫のマルメルは己の命を使った。
夫を亡くした後は遺影と会話をしたり代弁するかのように振る舞うが、霊力を持たない為本当に故人の声が聞こえているわけではない。
真宵に霊媒されたマルメルを見送った後、革命派《反逆の龍》のメンバーとして戦う覚悟を決めドゥルク・ダッツと合流。その後無事マルメルの子・トゥルパを出産した。

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オガム・マイニーチェ【おがむ まいにーちぇ】
2007年誕生〜2028年死亡 [21才]

2026年、山中で倒れていたところをマルメル・アータムが保護し引き取った男。2028年5月11日、《祈りの広場》で遺体で発見された。
正体は王政派・法務大臣直属の秘密警察《革命派狩りの鳥姫》であり本名はフォン・ミョウ。1才で僧籍に入っている。
5月8日、革命派の隠しアジトに侵入したところサーラ・アータムと鉢合わせしてしまい、倒れた石碑に押される形でイクサドリの像の羽根に刺され死亡した。

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ガラン・シガタール・クライン【がらん しがたーる くらいん】
1985年誕生〜 一人称:「ワラワ」・「我」 身長:172cm

クライン王国女王。女王就任前は法務大臣として姉である女王アマラ・シガタール・クラインの補佐を務めていた。《弁護罪》を制定した人物。
2005年の《アマラ暗殺事件》にて当時の女王アマラが死亡・その後女王の座を継いだとされるが、実際はアマラを生かし霊媒能力を持たない己の代わりを務めさせていた。
私設軍《ガラン親衛隊》はガランの霊力を盲信した狂信者のような集団だったがその霊力自体が偽りだったと知り、求心力を失った。
1985年
□ アマラ・シガタール・クライン(1)の妹として誕生
□ 法務大臣就任
□ 検事として無敗を誇る
2005年〜 [20才]
□ 《アマラ暗殺事件》・アマラ(21)の私邸に放火し王泥喜 奏介を殺害する
□ アマラを王宮で監禁・ドゥルク(22)が主犯だと吹き込む
□ 法務大臣として《弁護罪》を制定・クライン王国女王に就任する
□ アマラに霊媒の代役をさせる
2013年 [28才]
□ アマラ(29)、ドゥルク(30)により王宮から救出される
同年12月24日
□ アマラとドゥルクとの間にレイファ・パドマ・クライン誕生
□ アマラとレイファを王宮に連れ戻し、レイファを表向き夫インガ・カルクール・クラインとの子とする
□ バアヤに変装したアマラにレイファを育てさせ、霊媒が出来ない自分の代役として使う
2028年 [43才]
□ インガ・カルクール・クラインを殺害

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ダッツ・ディニゲル【だっつ でぃにげる】
1982年誕生〜 一人称:「オレ」・「ジブン」 身長:186cm

革命派《反逆の龍》の幹部。《ドゥルクの右腕》・《ドゥルクの牙》と称される。懸賞金は300万ダーマ。
海外の空挺部隊に所属していたこともあり、大きなナイフを使う。古くからのドゥルクの友人で幼い頃のナユタと王泥喜と遊んだこともあり、2人を「ナユタ坊」「ホースケ」と呼ぶ。軍人としてはエリートだが何事も雑で行動が目立つ為、潜まなければならない立場でもしょっちゅう警察に見付かり追い掛けられている。
2028年5月9日、脱獄したクライン国立第4刑務所からパラシュートで聖域に降りるが頭を打ち一時的に記憶喪失になり、マルメル・アータム殺害事件の証人として呼ばれた際は『ナナシーノ・ゴンビェ(仮)』とされた。

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内館 すする【うちたて すする】
2008年誕生〜 一人称:「オレ」 身長:160cm

そば処《内館庵》の四代目。昔からの店の常連だった夕神のことを「ジン兄ィ」と慕っている。2028年5月12日、育ての親のようだった旋風亭 獏風の殺害容疑で逮捕され、希月 心音に弁護を依頼した。
蕎麦配達時にはスケボーに乗っている。蕎麦に匂いを移す香水や整髪料を嫌っている。

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旋風亭 獏風【せんぷうてい ばくふう】
1958年誕生〜2028年死亡 [70才]

旋風亭一門の大師匠で芸歴55年の落語家。2028年5月12日、来来亭の楽屋で遺体で発見された。
自分で蕎麦を打つ程の蕎麦好きで《時そば》の蕎麦を食べる演技は名人芸。本番前は口の滑りが良くなるからと水カステラを好んでいた。そば処《内館庵》の古い馴染みで先代店主亡き後、四代目のすするの面倒を見てきた。
《旋風亭 美風》の名を継ぎたがっていた旋風亭 風子にあえて継がせなかったのは、父親の名や落語に縛られず、自分自身の芸の道を歩んで欲しいという師匠なりの親心だった。

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旋風亭 風子【せんぷうてい ぷーこ】
1994年誕生〜 一人称:「プー子」・「ウチ」 身長:164cm

旋風亭一門の紅一点でバルーンアーティスト。亡くなった父親は先代《旋風亭 美風》で、落語家だった父を目指して入門した。
ジュゲムという犬を飼っている。重度の蕎麦アレルギー。落語の才能はなかったようで、師匠の旋風亭 獏風からは好きでもない風船芸を勧められていた。
父の名前を継ぐことが目標で全てだった為、二代目を襲名した美風とそれを許した師匠への恨みから2028年5月12日、二代目旋風亭 美風の襲名披露寄席の日に旋風亭 獏風を殺害した。

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旋風亭 美風【せんぷうてい びふう】
2000年誕生〜 一人称:「アタシ」/「アッシ」/「わちき」/「ボク」 身長:166cm

旋風亭一門の落語家。2028年5月12日に《旋風亭 美風》二代目を襲名した。
多重人格者で通常時の『美風』・太鼓持ちの『一八』・花魁の『喜瀬川』・5才の幼い『磯田 定吉』と4つの人格を有している。『美風』『一八』『喜瀬川』の3人格は記憶を共有し、混在し入れ替わることで落語を演じていたが、4番目の『磯田 定吉』は3人格が酒気等で意識を失った時のみ現れる。美風が多重人格者であることは旋風亭一門のみが知る秘密だった。
大の甘党で超下戸。事件後は創作落語『法廷寄席』を取り入れている。

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佐奈樹 文明【さなぎ ふみあき】
1964年誕生〜2028年死亡 [64才] 一人称:「ボク」

考古学者。2027年末の放火で母親を失い引きこもりとなった娘のヒルネリアの療養の為、大学教授を辞して倉院の里に引っ越した。
裏の顔は研究目的のトレジャーハンターで、「遺物により歴史を知り、故人への感謝をもって返すべし」として盗んだモノを修理・研究後に元の場所に戻すといった違法な行為もやっていた。《始祖の宝玉》の暗号を解読後、クライン王国に返す為に倉院の洞窟に秘宝を隠し、2028年5月15日に殺害された。

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王泥喜 奏介【おどろき そうすけ】
〜2005年死亡 [?才]

王泥喜 法介の実の父。流しの弾き語りで歌の上手い旅芸人だった。
酒場で出会ったドゥルク・サードマディと意気投合し、1才の王泥喜を伴いアマラの私邸へ招かれた直後に《アマラ暗殺事件》に巻き込まれ、炎の中犯人に殴られ死亡した。
パスポート等身分証明が出来るものは全て燃えてしまい、また《アマラ暗殺事件》後は国内の混乱で警察もろくに動けなかった為、ドゥルクが手を尽くしても身元は2028年までほとんど分からなかった。
ドゥルク曰く、朗らかで気持ちのいい好青年。よく響く、心地よい歌声で酒場の客をトリコにしていた。
〜2003年
□ 或真敷一座と共演・或真敷 優海と出逢い結婚
2003年12月21日〜12月31日?
□ 或真敷 優海(17)との間に泥喜 法介誕生
※ 『逆転大全』参照:2003年生まれが確定とすると12/21〜12/31生まれとなる
2005年
□ クライン王国の《アマラ暗殺事件》に巻き込まれ死亡
□ 息子の王泥喜(1)はドゥルク・サードマディ(22)に引き取られる
□ 別行動だった優海は夫と息子が生死不明になり帰国・或真敷一座に戻り再婚する
2028年
□ 王泥喜に写真が渡り、《御魂の託宣》で死の直前の光景が確認される

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清木 まさはる【きよき まさはる】
2002年7月11日誕生〜 一人称:「わたくし」・「オレ様」・「ぼく」 身長:165cm

倉院の里の地方議員に立候補し選挙活動中の政治家。祖父・徳治郎は政界に影響力を持つ有名な政治家だった為、選民意識が強い。「まさはる」の漢字表記は「政治」。
倉院の里にコンビニ・カラオケを作ることを公約にしているが、住民からはバカ2世と呼ばれ勝手にポスターを貼る為鬱陶しがられている。時速8kmの人力選挙カーに乗っているが燃費は悪い。
インガ・カルクール・クラインからコネを得る為に《始祖の宝玉》の研究・解読を佐奈樹 文明に依頼していたが《始祖の宝玉》を佐奈樹が隠した為、2028年5月15日、佐奈樹を殺害した。

《始祖の宝玉》を2027年8月25日に盗難された清木家代々に伝わる家宝《キョウコの水晶球》として所有権を主張・真宵を人質に成歩堂を脅し弁護させていたが、5月17日、佐奈樹 文明殺害の犯人として逮捕される。

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佐奈樹 ヒルネリア【さなぎ ひるねりあ】
2016年誕生〜 一人称:「ワガハイ」 身長:150cm

佐奈樹 文明とロシアの元軍人の母の娘。以前は都会のマンションで暮らしていたが、2027年末、放火で母親を亡くして以来車椅子で生活しており、倉院の里へは療養の為引っ越してきた。
母の死から「炎を見ると大事な人がいなくなる」と無意識に恐怖心を抱くようになり歩行を恐れ引きこもりとなり、外界とはラジコンヘリでやりとりをしていた。母親の影響かアーミーマニアで軍曹を名乗っている。
事件後は佐奈樹がいた大学からの誘いで考古学の道に入るらしい。

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大津部 雫【おおつぶ しずく】
2007年誕生〜 一人称:「私」・「わたし」 身長:160cm

八久留間の家政婦。身寄りがなく住み込みで働いていたところ、八久留間 来人に見初められた。来人との結婚には周囲の人間は猛反対で、嫌がらせも受けていた。
2028年9月21日、米倉 静次殺害の容疑でウェディングドレスのまま逮捕される。

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米倉 静次【よねくら せいじ】
2003年誕生〜2028年死亡 [25才]

八久留間の使用人のリーダー。真面目だが何を考えているか分からないところがあり、カゲでは“ネクラ”さんと呼ばれていた。
2028年9月21日、十文字 一治の指示書に従い展望デッキで大津部 雫を襲った後、遺体で発見された。

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八久留間 来人【はぐるま らいと】
2004年誕生〜 一人称:「オレ」 身長:171cm

八久留間航空社長の一人息子で次期社長。八久留間航空を支える発明家でフライングチャペル号を設計した。
2027年3月8日、姉の八久留間 ひかりと共にパーティに向かう際交通事故に遭い、姉を失い自身も短期の記憶しか保てない記憶障害を負った。眠ると記憶がリセットされ姉を失った日まで記憶が戻ってしまう為、ノートに細かく記録を付けている。
“取り戻したい過去”の為に真剣に時空移動とタイムマシンの研究をしていた。

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十文字 一治【じゅうもんじ かずはる】
2002年誕生〜 一人称:「私」 身長:177cm

八久留間家に仕える執事。八久留間航空修理部門の部長も兼任している。右肩の機械“ナナホシくん8号マークU”は八久留間 来人の発明品で通信も出来る。
元は八久留間家かかりつけの病院の外科医で八久留間 ひかりの婚約者。2027年3月8日、婚約者発表パーティに向かう途中車の事故で病院に搬送されたひかりの「来人を助けてあげて」を聞き入れた為にひかりが死亡し、以来来人を憎んでいた。
本来ならばひかりが得るはずだった地位や幸せ全てを来人が奪ったと感じており、来人に同じ不幸を味あわせる為2028年9月20日、来人の婚約者である大津部 雫を結婚式で殺害しようとした。

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八久留間 ひかり【はぐるま ひかり】
2002年〜2028年死亡 [25才]

八久留間 来人の姉。本来なら八久留間航空の次期社長になるはずだった。
2027年3月8日、婚約者発表パーティに向かう途中車の事故で死亡した。

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