作中台詞集・6アジト襲撃 〜 ブレイダブリク
ゲブラー特殊部隊襲撃 | |
---|---|
ブロイアー | 「 正解。 間違いなくやつらの巣だ。 |
ヘルツホルム | 「 意外にもろい岩盤だったな。 もう少し手こずるかと思ったが…。 |
ストラッキィ | 「 地上人 <ラムズ> 風情がいいとこすんでんじゃねぇか…。 |
ランク | 「 こいつぁ……ブレイダブリクの施設より遥かにいい造りしていやがる。 どうやらここは先王時代に造られた隠しとりでの一つらしいな…。 |
フランツ | 「 そんなこと、どうでもいいじゃないか。 ちゃっちゃと片づけちまおうよぉ。 |
ストラッキィ | 「 さてと……。 ギアはどこだ? こっちか? |
ヘルツホルム | 「 右だ! ハンガーがある。 |
ストラッキィ | 「 !! |
フランツ | 「 見ぃつけたぁ〜!! |
ヘルツホルム | 「 海賊組織の汎用ギア “ディルムッド” だな |
フランツ | 「 ははっ! 見なよ。 やつら、押っ取り刀で駆けつけてきたみたいだよぉ。 |
ストラッキィ | 「 いいじゃねぇか。 そうでなければわざわざ侵入した甲斐がない。 |
ランク | 「 ようし! シュピラーレは後方で待機! しゃしゃり出てくる障害物は各個に撃破だ! |
ヘルツホルム | 「 準備完了!! |
ストラッキィ | 「 こっちも大丈夫だ! |
ブロイアー | 「 いつでもいいぞ! |
ランク | 「 GO!! |
《MEMO》 |
ヘイムダル搭乗 | |
---|---|
シタン | 「 メイソン卿、このギアは動くんですか? |
メイソン | 「 は? はい、一応動くことは動きます。 ですが……。 |
シタン | 「 よしっ! |
メイソン | 「 いけませんっ! それは未だ整備中なのです。 とても稼動出来る状態では……。 |
シグルド | 「 いいんだ、メイソン卿。 |
メイソン | 「 シグルド様っ! しっ、しかし、シタン様のような方では……? |
シグルド | 「 いいんだ。 奴ならば大丈夫。 あれでも物足りないくらいかもしれない。 |
メイソン | 「 シグルド様……? |
シタン | 「 さて……。 5年ぶりの実戦か……。 体が憶えていてくれれば……。 |
シタン | 「 ほ! なかなかのじゃじゃ馬ぶり…ならしには丁度いいですね。 気に入りましたよ。 |
ブロイアー | 「 ウォォォォッ!! |
シタン | 「 新手かっ!? |
ブロイアー | 「 い、イテェじゃねぇか!! |
シタン | 「 私の友人の痛みに比べればあなたの痛みなど……!! 無抵抗な人々をなぶる貴方たちのその姿勢。 許す訳には行きません。 代わりに私がお相手しましょう。 かかってきなさい! |
ブロイアー | 「 ?? 何言ってやがんだ!! |
シタン | 「 ま、こんなとこですか。 なまっているなぁ……。 体に染み着いたものと違ってこうやって後から体得したものだとやはり無理があるか。 それにしてもこれだけ攻撃して倒れないところを見ると、彼等 “例の物” をやってますね。 若くん! 彼等は戦意昂揚剤 <ドライブ> を打ってます! なまじの攻撃では倒れませんよ! |
バルト | 「 マジかよ? どおりでネチネチとしつこい! クソッ、きりがねぇっ! |
シタン | 「 フェイ!! |
バルト | 「 もういいっ! あんな奴、ほっとけ!! |
《MEMO》 |
進むべき道 | |
---|---|
!! | |
弟 | 「 おねぇちゃん!! |
フランツ | 「 どこへ行こうってんだい? |
姉 | 「 や、やめて…… |
フランツ | 「 ケナゲだねぇ……、さぁて、君はどんな声でさえずってくれるのかなぁ? |
姉弟 | 「 キャァァァァァァァ!!!! |
フランツ | 「 んだぁ!? |
フェイ | 「 お前たちは何故戦う!? |
フランツ | 「 こ、こいつ、何言ってやがる!? |
フェイ | 「 戦って何を得られる!? 自分の居場所があるっていうのか!! |
シタン | 「 フェイっ!! |
バルト | 「 やっぱお前っ!! |
フェイ | 「 そういうのは後にしようぜっ! デカいのがっ! |
バルト | 「 ……。 あ、あ、あり…… ありがとう……フェイ。 |
フェイ | 「 バルト……。 |
シグルド | 「 ありがとう、フェイ君。 君の加勢がなければ、今頃どうなっていたか。 |
フェイ | 「 俺……、まだ、自分が何をすればいいのか分からないんだ。 |
シグルド | 「 フェイ君……。 |
フェイ | 「 バルトのしていることは私利私欲のためじゃない。 周囲の人々の幸せを願って一歩一歩自分の信じた道を歩んでいる。 それに比べて俺は……。 |
シグルド | 「 ……。 |
フェイ | 「 俺、自分の前には進むべき道がないと思っていた。 でもあいつの言うように、それはただ逃げているだけ。 道は自分で見つけなきゃいけない。 そうだよね、先生? バルトが望んでいるなら俺、協力するよ。 今はそれしか出来ないから……。 でも、その中で自分の進むべき道を見つけようと思うんだ。 それにあんな恐ろしい連中をほっとけないよ。 |
シグルド | 「 ありがとう、フェイ君。 |
《MEMO》 |
ラムサス着任 | |
---|---|
オペレーター | 「 着床完了。 「 船体各部異常無し。 「 重力分布異常無し。駆動機関正常停止します。 「 係留作業、開始します。 |
ラムサス | 「 警戒体制解除。 ただちに補修作業、及び補給作業にかかれ。 |
ミァン | 「 閣下、シャーカーン殿とヴァンダーカム将軍が出迎えに見えてますわ。 |
ラムサス | 「 ふん、最悪の歓迎だな。 |
ミァン | 「 下界ですもの。 仕方ありませんわ。 |
ラムサス | 「 ミァン、降りるぞ。 |
ミァン | 「 はい、閣下。 |
シャーカーン | 「 さすがはラムサス司令。 着任そうそう見事なお手並みですな。 我が方が手こずっていたキスレブの前衛部隊をものの数日で……いや、恐れいります。 |
ラムサス | 「 貴様、あの程度の戦力に今の今までてこずっていたとは……着任早々よくも恥をかかせてくれる。 |
ヴァンダーカム | 「 おそれながら閣下。 奴等、あれでいてなかなかねばりまして……。 特に新たに配置された新型の機動力あなどり難く、ちょこまかとよく動きまする。 おかげで我がキファインゼルの主砲の狙いが定まらず……、いや、狙いさえ定まりますればあの様な小物の集団なぞ…… |
ラムサス | 「 愚か者! 大鑑巨砲も相手を選べ! 何事も力押しで解決出来ると思うから失敗するのだ。 どうやら貴様の脳は筋肉で出来ているようだな。 |
ヴァンダーカム | 「 閣下! |
ラムサス | 「 もういい、下がれ。 貴様は自慢の1200セム砲でもみがいていろ。 |
シャーカーン | 「 明日は我が国の建国五百年の記念日。 観艦の式典、是非お立ち会い願いたいのですが、閣下。 観艦式の後には通例の大武会の催しも…… |
ラムサス | 「 報告にあった例の件、どうなっている? |
シャーカーン | 「 は? ああ、遺跡から発掘された五百年前の機動兵器ですな。 あれならば『教会』の手によって既に改修済みでして、観艦式の日にはお披露目出来るかと…… |
ラムサス | 「 そのような玩具はヴァンダーカムにでも与えておけ。 私が言っているのは『ファティマの碧玉』のことだ。 |
シャーカーン | 「 それでしたら、既に片割れの紋章は手中にしております。 ただ残りの片方のありかを未だ吐きませぬで。 いや、これがなかなか強情な娘でして…… |
ラムサス | 「 よもや、手荒な真似はしていないだろうな? |
シャーカーン | 「 当然でございます。 閣下がそのような愚劣な行為をお嫌いなのは重々承知しておりますゆえ。 |
ラムサス | 「 その少女、たしかニサンの教母といったな。 この上か? |
シャーカーン | 「 はい。 東塔に。 |
ラムサス | 「 ミァン。 “器” の可能性はあるのか? |
ミァン | 「 はい。 未だ反応は出ておりません。 何か強固な障壁があるようです。 しかし五百年前の記録からこの地に存在することに間違いはありません。 恐らくはその保存状態も良好かと。 |
ラムサス | 「 ……会おう。 私が直接尋きただす。 ミァン、同席しろ。 |
ミァン | 「 はい。 |
シャーカーン | 「 開けろ。ラムサス閣下が面会される。 どうぞ、ラムサス閣下。 |
マルー | 「 あなたたち、誰? |
ラムサス | 「 私はラムサス、彼女はミァン。 君に尋ねたい事がある。 |
マルー | 「 ボクはマルー。 本当はマルグレーテっていうんだ。 聞きたいことって何? 好きな食べ物の事? ケーキは何でも好きだけど、シフォン・ニサーナが一番だよ。 もうずっと食べてないなあ…… |
ラムサス | 「 マルグレーテ君、私が聞きたいのは『ファティマの碧玉』の事だよ。 ファティマ王家の家宝だったね。 君が持っていた一つは私達が預かっているが、もう一つがどこにあるのかがわからない。 君なら知ってるんじゃないかな? |
マルー | 「 知らない。 ボクが持っていたのも取り上げられちゃったしさ。 代わりに何かくれるわけでもないし。 ね、こんどシフォン・ニサーナ持って来てよ。 ニサンにいた頃は毎日食べてたんだ。 アヴェじゃ作ってないみたい。 昔はアヴェにも上手いケーキ職人がいたらしいけど、戦争で死んじゃったんだって。 |
ラムサス | 「 それは残念だね。 私はケーキの事は詳しくないが今度探して持ってこよう。 |
マルー | 「 ありがとう、ラムサスさん。 楽しみにしてるよ。 |
ラムサス | 「 他に何か不自由な事はないかね? 欲しい物があれば、持って来てあげよう。 |
マルー | 「 ううん。 それよりもニサンに帰りたいな。 きっとみんな心配してるよ。 |
ラムサス | 「 もうしわけないが、それはしばらく待ってくれたまえ。 『ファティマの碧玉』のもう一つが見つかるまでは、ここにいて欲しいのだよ。 |
シャーカーン | 「 あの娘があれ程よくしゃべるとは。 なるほど見かけに違わず、女の扱い心得ておるわ。 |
側近 | 「 良いのですか? |
シャーカーン | 「 会わせぬ訳にもいくまい。 相手があの男ではな。 それに、マルグレーテはしゃべらんよ。 心配はない。 それにしても碧玉の情報、どこで漏れたのか…… ……『教会』? ……まさかな。 ……う〜む、このままではわしの計画が……。 情報漏れの件、即刻調べを入れろ。 それと近々マルグレーテに自白剤を投与しろ。 『ファティマの碧玉』の半片の情報、なんとしても早急に聞き出せ。 |
側近 | 「 しかし…… |
シャーカーン | 「 いかに前司令官のヴァンダーカムがふがいないとは言え、こたびのゲブラー最高司令官の着任。 本国も本腰を入れたということだ。 もはや手段を選べる状況ではない! |
《MEMO》 |