作中台詞集・7大武会 〜 ブレイダブリク脱出

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(以降作成中)

 

ダンとの再会
 
!!
フェイ 「 ダ、ダン……ダンじゃないか!
どうしてここに!?
ダン 「 ……おまえのせいで……姉ちゃんは……
おまえを許さねえ。
ぶっ殺してやる!
フェイ 「 ……ダン……
出場者の皆様。
まもなく開会となります。
入場の準備をお願いします。
ダン 「 ラハン村のみんなの仇だっ!
観客の前でメッタメタのギッタギタにしてやるからな!
逃げんじゃねぇぞっ!!
フェイ 「 ダ、ダン……。
 
謎の男 「 お主、ラハン村の出身か……?
フェイ 「 ??
謎の男 「 お主とあの少年。
何やら訳ありのようだが……。
フェイ 「 なんだよ、あんたは!?
そんなこと、あんたには関係ないだろう!?
謎の男 「 ふふふふ……
フェイ 「 何がおかしいんだ!?
謎の男 「 いや、なに……。
お主があの少年に対してどのように戦うのか非常に興味があるのでな……。
まあ、楽しみにしているぞ、“フェイ”。
フェイ 「 えっ!?
フェイ ( あの男、何故俺の名前を……?
本名でエントリーしていないのに…… )
 
 

《MEMO》
ダンとの再会&ワイズマンとの邂逅。街の散策やサーカスを楽しんだ後のこのイベントにはぎょっとさせられる。
“謎の男” としてフェイに対面するワイズマン。息子と3年ぶりに再会するワイズマン──カーンの胸中は一体どのようなものなのか。

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大武会開会
 
シャーカーン 「 ……勇敢な若者たちが前線で血を流している。
我が軍の優位は明らかとはいえ、戦況は予断を許さない。
今、我々には、この偉大な国アヴェの伝統と美しい砂漠の平和を守るため一歩たりとも引かない覚悟が求められている。
砂漠は父祖より受け継いだ、かけがえのない財産であると同時に精神と肉体をきたえてくれる修練の場でもある。
叩き付ける風と肌を焦がす太陽が我等の師だ。
そして今この瞬間、砂漠にきたえられた若者達がここに集っている。
最も強き者、風と太陽に最も愛されし者を決するために。
この頭上に燃える太陽は、残した家族への想いで、前線の父親たちの胸を焦がす太陽であり、ここを吹き抜ける風は、我等の闘志と祈りを前線の息子達に送り届けてくれる風である。
私は信じている。
この大武会が国民諸君の志気を高め砂漠に暮らす者としての誇りを新たにしてくれることを。
勇敢なる出場者、戦士諸君。
どうか前線の兄弟達に恥じないよう力をつくしてくれ。
ここに第338回大武会を開会する!
シャーカーン 「 ふむ……、我ながら感動的な演説だったな。
おお、これはこれはラムサス閣下。
お待ちしておりましたぞ。
ささ、こちらへ。
ラムサス 「 あいにく、貴公の酔狂に付き合っている程暇ではないのでな。
立ち寄っただけだ。
シャーカーン 「 これは手厳しい。
閣下はお嫌いでしたかな?
この手の催しものは……
ラムサス 「 興味が無い。
ミァン 「 よいではないですか閣下。
シャーカーン殿もああ言っておられることですし……
それに、私、武術というものに興味がありますの。
せっかくの機会ですからこの目で見ておきたいものですわ。
シャーカーン 「 そうですぞ。
いわばこれは閣下への感謝の催しと言っても過言ではございませぬ。
閣下の御力添えがあったからこそ、危急の最中にもかかわらずこの様な建国記念の催しが開催出来るのですからな。
ラムサス 「 建国などと、よくもぬけぬけと言えたものだ。
もとより貴様の国ではなかろう。
ふんっ。
勝手にしろ。
シャーカーン 「 ところでミァン殿、どうですかな大武会は?
楽しんでいただけそうですかな?
ミァン 「 ええ。
楽しめそうです。
シャーカーン 「 お?
始まりますぞ!
 
ミァン 「 まぁ、素敵な子……
 
 

《MEMO》
相変わらず男には手厳しいラムサス。シャーカーンの開会宣言は、悦に入るのも分かるような結構いいことを言っている。

フェイを見て意味ありげな台詞を漏らすミァン。
「ラムサスの副官」として登場したミァンに違和感を感じる場面でもある。

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記録室
 
文官 「 ブレイダブリクの歴史を知ってますか?
文官 「 この街は砂漠に突き出た岩盤の上に建設されました。
それは砂の侵蝕を逃れるためというのもありますが、それだけではありません。
砂漠の下にある地下水脈がここで湧き出ているのです。
岩盤がせっかい質なのでその周囲は次第に盛り上がり、現在の位置になったのです。
ファティマ城は元々その水源を守るためのとりでだったのですが、砂漠の民や北方からの流出民が次々に住み着いて行きました。
それがこのブレイダブリクです。
『アヴェ正史』 「 ……暗黒のファティマ王朝時代、民衆はわずかな食料と、さらにわずかな喜びしか与えられなかった。
その苦しみはエドバルト4世の治世に極限に……
……民衆の怒りを力の源として、ファティマ王朝の圧制に終止符を打ったのは当時の宰相シャーカーンと彼の率いる一軍であった。
その時の英雄たちが現在のアヴェ正規軍の母体となり……
 
 

《MEMO》
ファティマ城内記録室の文官に話し掛ける&本を調べると見られるテキスト。
『アヴェ正史』はアヴェ奪還後に調べると内容が変わっている。

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マルー救出/ラムサス戦
 
マルー 「 若!
バルト 「 マルー、帰るぞ!
マルー 「 絶対来てくれると思ってたよ!
バルト 「 手間かけさせやがって!
脱出するぞ。
ついて来い。
マルー 「 うん。
あ、ちょっと待って。
これ、お気に入りなんだ。
 
マルー 「 若っ!
バルト 「 クソッ!
ゲブラーか!
ラムサス 「 やはりネズミが紛れ込んでいたか。
小僧、その娘をどこに連れていくつもりだ。
バルト 「 小僧とは何だっ!
小僧とはっ!
もういっぺん言ってみやがれっ!
誰なんだ、てめぇは!
ラムサス 「 その威勢の良さだけは買えるが、貴様ごときネズミに名乗る名を私は持ち合わせていない。
バルト 「 何をっ!
ラムサス 「 さあ、マルー殿をこちらに渡してもらおうか。
その方は我らにとって大切な客人でな、『ファティマの碧玉』の半片の所在を聞き出すまではむやみに連れ出されては困るのだよ。
バルト 「 ふんっ!
月並みだがな、渡せと言われてハイそうですかと渡すと思ってんのか?
ざけんじゃねぇぞっ!
え?
おっさん!
ラムサス 「 ふっ、ならばその月並みのたんかを切った愚か者の末路も知っているだろうな。
 
ミァン 「 その子を本当にまもりたいのなら投降しなさい。
バルトロメイ王子。
バルト 「 ほぉ?
俺のことを知ってるのか。
へへッ、あんたみたいな美人に名前を知られてるってのも悪くない気分だな。
マルー 「 若ってばっ!
ミァン 「 シャーカーンとの間で色々あったようだけど悪いようにはしないわ。
シャーカーンとの事は我々には “どちらでもいいこと” なのよ。
バルト 「 しゃらくせえっ!
うれしい申し出だが、聞けないね。
俺にとっちゃ、“どっちもよくない” んでね。
ラムサス 「 ……では、決まりだな。
バルト 「 ちっ……マルー!
そこの物影に隠れていろ!
マルー 「 やだ!
ボクも戦うよ!
バルト 「 いいから隠れていろっ!
 
フェイ 「 大丈夫か、バルト!
バルト 「 フェイ、助かったぜ!
ラムサス 「 フェイだと……?
フェイ 「 何やってたんだよ、バルト。
とっくに脱出したものとばかり思ってたのに。
バルト 「 うるせぇ!
こいつらに邪魔されて身動きとれなかったんだよ!
ラムサス ( 今の技は……あの時の…… )
「 まぁいい。戦えば判ることだ!
バルト 「 気を付けろフェイ!
このおっさん相当手強いぜ!!
 
ラムサス ( 姿は……まるで違う…… 手応えも皆無。
やはり気のせい?
だがあの技は確かに奴の……
それに…… フェイという名前…… どこかで…… )
 
フェイ…… それが私の子の名前……
 
ラムサス 「 !!
「 くっ!
マルー 「 後はボクにまかせて!
バルト 「 マルー?
ラムサス 「 ネズミ?
 
フェイ 「 今だ!
警備兵 「 !
ラムサス ( やはり “奴” なのか……まさかと思いたいが。
だがもし本当に “奴” であるのならば…… 俺は…… この俺は…… )
 
……塵 <ごみ> ……
 
ラムサス 「 警備兵!
今後昼夜を問わず警備を倍に増やせ!
ニ度とネズミ共を城内に立ち入らせるな。
 
 

《MEMO》
ラムサスのトラウマスイッチ “塵 (ごみ) ” 登場。
この時点でラムサスはフェイに対し6年前の《エルルの悪魔》を想起しているが、【 0808191ラメセス 】であった頃の記憶は朧にしか思い出せていない。
しかしフェイという名、そしてカレンが【 0808191ラメセス 】に対して植え込んだ “塵” というキーワードは、ラムサスの中に自らの存在を脅かす暗示として根付いている。

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ブレイダブリク脱出
 
「 ! 」   「 ! 」
エリィ 「 フェイ!
フェイ 「 おまえ!
エリィか!?
なんでこんな所に?
エリィ 「 あなたこそ、どうして……

侵入者って、まさかフェイなの?
フェイ 「 は?
バルト 「 おい!
俺達の邪魔をするってんなら悪いが……
フェイ 「 ちょっと待ってくれ、バルト!
こいつは、エリィは、敵じゃないんだ!
バルト 「 敵じゃないって、お前正気か?
こいつの服を見ろ!
ゲブラーの仕官じゃねぇか!
フェイ 「 …………
追手 「 こっちに逃げたんだな?
フェイ 「 !
バルト 「 何をっ!
エリィ 「 早くっ!こっちへっ!
 
エリィ 「 ……行ったみたいね。
バルト 「 フェイ、説明してもらおうか。
なんでお前がゲブラーの仕官と面識があるんだよ?
フェイ 「 それは……。
バルト 「 どこで知り合ったか知らないが、こいつはどっからどう見てもゲブラーの仕官だぞ?
敵じゃないって、お前、わかってて言ってんのか?
エリィ 「 そうよ。
神聖ソラリス帝室特設外務庁……
通称ゲブラー……
火軍 <イグニス> 突入三課少尉、エレハイム・ヴァンホーテン……。
そして……キスレブの軍事工場に潜入して新型ギアを奪取、帰還途中追撃隊の攻撃を受けてあなたの村に不時着したのも……
フェイ 「 …………
エリィ 「 話そうと思ったわ、何度も……。
けど言える訳ないじゃない。
私が村に不時着したせいであんな事になったなんて聞いたら……言えないわよ……
フェイ 「 ……知っていたさ。
エリィ 「 !?
フェイ……
フェイ 「 聞いていたんだ。
エリィと先生の話。
エリィ 「 だったら何故?
フェイ 「 あれは……俺の責任なんだ。
なのに俺はエリィに自分の感情をぶつけちまった……。
すまないと思っている。
エリィ 「 そんな……
フェイ 「 あの事はもう忘れてくれ。
エリィはエリィで必死だったんだから。
エリィ 「 フェイ……、なぜ彼等と?
フェイ 「 俺は、バルト達に協力しているんだ。
城に幽閉されていたそこのマルーを救出する為にな。
エリィ 「 そう……
 
バルト 「 おい!
ちょっと待て!
どこに行くつもりだ!
エリィ 「 城から脱出したいんでしょ?
今なら混乱しているから、ギアの射出口から抜けだせるわ。
バルト 「 なるほどそいつは名案!
……って素直に信じると思ってんのか?
俺を甘く見るなよ!
うまいこと言ってこの野郎、俺達をあのハゲジジイの前に突き出すつもりだな!?
だまされるなよ、フェイ!
フェイ 「 …………
マルー 「 待ってよ、若。
この人そんな悪い人じゃないよ。
ボク達を助けてくれるって言ってるんだから言うとおりにしようよ。
バルト 「 お前って奴は、どうしていつもそうなんだ。
こいつはゲブラーの人間なんだぞ?
お人好しにもほどがある!
マルー 「 そんなことないって。
ね?エリィさん、そうでしょ?
バルト 「 どうだかな?
第一……
フェイ、お前はどうなんだよ?
信じるのか?そいつを。
フェイ 「 信じるも何も、俺の考えは最初から決まっている。
エリィ 「 フェイ……。
バルト 「 かーっ!
ったく、どいつもこいつも!
知らねぇぞ、どうなっても!
 
エリィ 「 ちょっと待ってて。
いいわ、ついて来て!
 
エリィ 「 はい。
ギアの起動キーの暗証番号。
汎用のギアはすべてそのコードで起動出来るから。
フェイ 「 エリィ?
エリィ 「 私に出来るのはここまで。
後はあなた達の運次第……
バルト 「 よしっ!
フェイ、行くぞ!
何やってんだ!
早く来い!
フェイ 「 エリィ!
一緒に行こう!
エリィ 「 !?
フェイ 「 お前はこんなとこにいるべき人間じゃないんだ!
エリィ 「 フェイ……
バルト 「 何トチ狂ったこと言ってんだ、お前は!
そんな奴ほっといてさっさと来い!
見つかっちまう!
フェイ 「 エリィ……
エリィ 「 ありがとう、でも無理。
私は……ソラリスの軍人だから……。
私には私の居場所があるの。
一緒に行くことなんて出来ない。
フェイ 「 エリィ!
エリィ 「 フェイ、今度会うときは……
私達、敵どうしね。
 
 

《MEMO》
思い掛けない場所でのエリィとの再会。
フェイとマルーがエリィを信用する中、喧々囂々と1人ノリ突っ込みしているバルトが蚊屋の外で、少し不憫になってくる。
バルトのエリィ不信は言わずもがな、シャーカーン=ゲブラーへの憎しみによるものなのだろう。

『神聖ソラリス帝「室」特設外務庁』は誤字?

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