キャラクター解説・4ソラリス戦役

関連:【 時代年表 】 EPISODE IV

バトルメンバー 原初のヒト 旧エレメンツ

 

ラカン / グラーフLacan / Graf
出身:イグニス・ラハン地区
搭乗機:ORヴェルトール
フェイの前世において最も大きな意味を持つ存在。
ソラリス戦役においてキーパーソンとなり、《崩壊の日》では世界を壊滅させた。
ニサン僧兵隊の重要な戦力であり、ニサンのソフィアの肖像画を描いた青年画家でもある。


約500年前に現在のラハン地区に生まれ、6歳で両親を失い自活するようになったラカンは、8歳の頃に病気療養の為に生家のあるアシェラ修道院に戻ってきたエレハイム (ソフィア) と出逢う。
同年エレハイムはペヌエル修道院へ帰るが、ラカンは別れ際にエレハイムを描いたスケッチを渡し、幼いながらも互いに忘れられない思い出となった。

その後故郷を離れたラカンは18歳の頃、旅先でソラリスの関与する政変暴動に巻き込まれ、カレルレンと出逢う。
この時ラカンとエレハイムとの再会は果たせなかったが、3年後、ニサン正教大教母となり名をソフィアと改めたエレハイムとアシェラ修道院で再会する。

同年、シェバト帝国を中心に地上諸国による反ソラリスが同盟結成され、ソラリス戦役が勃発する。
戦乱の中ソフィアは難民の救済に当たり、ラカンはロニ・ファティマとレネ・ファティマの兄弟と出逢う。
ソフィアの救済で力を持ち始めたニサンにシェバトは目を付け、開戦から3年後、ニサンは反ソラリス同盟に組み込まれ戦役に参戦することになる。
ソフィアは地上軍の象徴的立場に押し上げられ、僧兵長となったカレルレンの推挙でラカンはソフィアの肖像画を描くことになった。
この頃にはラカンとソフィアは互いへの想いを自覚していたが、ソフィアの大教母としての立場にラカンは寄せられる愛情から逃避し、そんな自分に無力感を感じていた。

翌年ガゼル法院との《アニマの器》確保を巡っての争いが起き、その中でラカンとソフィアは互いに気持ちを明かし合う。
しかしイグニス防衛戦にてシェバトの裏切りにあい、ソフィアはラカンらを救う為に敵の主力戦艦メルカバーに空中戦艦エクスカリバーで特攻し、死亡する。
自らの無力感に深く苛まれたラカンは、翌年ゼファーやロニと共に上がったシェバトで虜囚となったミァンと出逢い、力を求めるよう仕向けられる。
ラカンはミァンを解放し、《ベツレヘムの地》にてゾハルと再接触を果たした。しかし不完全な接触により力が暴走・『接触者』としての力の一部が具現化し、ラカンは破壊と滅亡のみを望む別人格者・グラーフへと変貌した。

グラーフとなったラカンはエルドリッジに搭載されていたデウス初期型端末兵器・《ディアボロス》の軍団を覚醒させ、《崩壊の日》を引き起こす。
ロニらによってORヴェルトールを起動停止に追い込まれ《崩壊の日》は食い止められるが、全人口の96〜98%が失われ、ソラリス戦役は勝敗を分けることなく終結した。

ラカンは《崩壊の日》以降行方を眩ませ、35歳の頃に人知れず死亡する。
しかしグラーフとしての人格や無念・破壊衝動は残留思念として残り、再び『接触者』と同化して完全な力を得ることを望んだグラーフは他人の意識への憑依を繰り返し、次の『接触者』フェイの誕生を待ち望んだ。
ラカンであった頃の画家としての才能や無力感による自虐的性格・グラーフの影響による破壊的人格の形成 (イド) 等は、転生したフェイにも引き継がれている。
グラーフとイドの力が似通っているのは、イドという人格の誕生自体がグラーフの影響 (ラカン時代のゾハルとの接触) を大きく受けている為である。

搭乗機ORヴェルトールは特殊部隊として《アニマの器》探索に携わった際、《アニマの器 (ナフタリ) 》と同調を果たしギア・バーラーになったと思われる。


グラーフに憑依されたカーンが傷付いたフェイをラカンの生地であったラハン村に運んだのは、ラカンとしてのかつての記憶からだろうか。
ソフィアを愛していたグラーフ (ラカン) はエリィを傷付けることが出来ず、時には密かに助けもしている。
グラーフが世界の終焉を望むのは、ソフィアが最期に遺した「生きて」という言葉のままに世界が終わる時まで生きることを誓い、そして世界の終わりが来ないならば自分で滅ぼすことを望んだ為である。
ソフィアの望みのままに生き続けることはグラーフにとって苦痛であり、グラーフはその生を終わらせることを切望していたのかも知れない。

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ソフィア【 エレハイム 】 Sophia
出身:イグニス・ラハン地区近辺(?)
養父:ペヌエル枢機卿
搭乗機:E・レグルス
ニサン正教初代大教母。
『教会』の情報操作やリミッター措置によりその詳細な記録は残されてはいないが、《聖母》《知識の母》として語り継がれ、敬愛されている。
その姿を伝えるのはラカンが描いたソフィアの肖像画のみである。


ニサン公教アシェラ修道会会士の次女エレハイムとして誕生。
ニサン公教はエーテル能力が高いものが後継者として選出される為、その才能を見込まれたエレハイムは7歳の頃教母候補としてペヌエル枢機卿の養女となり、ペヌエル修道院に入る。
生まれ付き病弱だったエレハイムは間もなく病状が悪化し、翌年療養の為イグニス東端 (ラハン地区) に移転したアシェラ修道会へ帰郷し、ラカンと出逢う。
数ヶ月後にエレハイムはペヌエル修道院へ戻り、教母候補に擁立されソフィアと改名した

各派閥の教母擁立を巡る争いが激化する中暗殺までも行われるようになり、抗争の渦中有力な教母候補であったソフィアは次第に「自分さえいなければ」と考え、死を望むようになる。
一方ニサン公教を政治的に利用しようとするニムロド帝国皇帝クセル・ラオディキアと公教会の間で対立が激化し、13歳の頃、ソフィア暗殺を目的としたペヌエル修道院襲撃事件が起きる。
ニムロド帝国ラオディキア傭兵団団長カレルレンに命を狙われたソフィアは、自分の命を終わらせようとするカレルレンに対し「ありがとう」と微笑み、カレルレンはその美しさに打たれソフィアを殺せず、ソフィアを連れて逃亡した。
ソフィアと行動を共にしていたカレルレンは5年後にラカンと出逢うが、この時ラカンとソフィアの再会は果たされなかった。

ペヌエル修道院襲撃事件より7年後、20歳になったソフィアはカレルレンとペヌエル枢機卿の姪ジークリンデ (後にロニ・ファティマの弟レネ・ファティマと結ばれ、《崩壊の日》の後にニサン正教第二教母イゾルデを生む) に伴われ、ニサンに帰還する。
ソフィアは襲撃事件以来分裂していたニサン教をニサン正教と改名し、初代大教母として教義と組織の改革と立て直しを図った。

翌年、アシェラ修道院にてラカンと再会。同年ソラリス戦役が勃発し、戦乱の中難民の救済にあたったソフィアは次第に地上軍の象徴的立場に押し上げられていく。
ソフィアとラカンは互いに惹かれ合うものの、ラカンは人々に敬愛されるソフィアの愛情を受け入れることに躊躇し続ける。
24歳のソフィアはカレルレンが推薦したラカンに肖像画を描かれることになるが、ラカンとソフィア双方の憂いはその肖像画の上に濃く現れる。

翌年、地上支配を望むシェバト長老院は一大勢力となりつつあるニサンとその教母であるソフィアを疎み、ミァンを疎んじるガゼル法院と利害による密約を結ぶ。
ガゼル法院はシェバトに地上の半分の支配を譲った上でソフィアをミァンと交換することを約束し、シェバトは引き渡されたミァンをカーボナイト凍結することを約束。イグニス防衛戦にてシェバトは裏切り、地上軍はソラリス軍の重囲に陥る。
ソフィアはラカンらを救う為、敵の主力戦艦メルカバーに空中戦艦エクスカリバーで特攻し、ラカンに「生きて」という言葉を遺し死亡した。

搭乗機E・レグルスは特殊部隊として《アニマの器》探索に携わった際、《アニマの器 (ディナ) 》と同調を果たしギア・バーラーになったと思われる。

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カレルレンKarellen
年齢:534歳 身長:185cm 体重:74kg 出身:イグニス・ニムロド帝国(?)
母:エルアザル
搭乗機:アンフィスバエナ
ソラリスを実質的に指導する権限を持つ護民監に就き、天帝カインやガゼル法院を掌握する人物。
ヒトの身でありながら自ら学んだナノテクノロジーにより延命措置を施し、500年前のソラリス戦役時から生き続けている。


500年前、私生児として生まれた年に母を亡くし天涯孤独の身となったカレルレンは、長じてニムロド帝国ラオディキア傭兵団にて数々の武勲を挙げ、団長となる。
世の中に偽善と欺瞞を感じ荒んだ生活を送っていたが、23歳の頃、ソフィア (エレハイム) 暗殺を目的としたペヌエル修道院襲撃計画の実行部隊指揮官を任じられ、修道院襲撃時に13歳のソフィアと出逢う。
自分の死を受け入れて穏やかに微笑むソフィアに感銘を受けたカレルレンは彼女を殺せず、ソフィアを連れ棄官逃亡。7年後に彼女と共にニサンに赴き、ソフィアはニサン正教教母に、カレルレンは僧兵長に就任する。

やがてソラリス戦役が勃発し、カレルレンは地上軍の象徴的人物に祭り上げられたソフィアを守りながら愛し続けるが、彼女がラカンに惹かれていることに気付き、ソフィアの想いから逃避するラカンに憤りを感じながらも一歩引いた立場を取る。
35歳の頃シェバトの裏切りによりソフィアが死亡し、カレルレンは神 (信仰) とヒトとに失望する。
ソフィアの「信仰は内に芽生えさせるもの」という言葉を「神がいないのならば自らの手で創り出す」という歪んだ信念に変え、人々の前から去ったカレルレンはミァンと接触。
《ラジエルの樹 (人工電脳ラジエル) 》に触れ《波動存在》とその高次元への回帰の望みを知ったことにより、デウスの復活 (《プロジェクト・ノア》) を企図するようになる。
カレルレンはソラリスへと上がり、《崩壊の日》に死んだガゼル法院8人の記憶データを再構築しSOL-9000に移植。デウス復活に不可欠な《ゲーティアの小鍵》の発動に備えた。

トーラ・メルキオールから学んだナノテクノロジーを、ソラリスの科学力を駆使して更に深く追求。自らの計画がヒトの寿命のうちに叶うものではないことを知り、自らにナノテクノロジーを用いた延命措置を施す。
またソフィアを死に追いやったことへの報復としてゼファーやシェバトの長老会議にも延命処置を行い、非人道的なM《マラーク》計画にも持てる知識を費やした。
ラムサス (【 0808191ラメセス 】) を天帝カインのコピーとして生成したのもこの一環である。

カレルレンの最終的な望みはデウスの復活そのものではなく、ゾハルより解放された《波動存在》と共に高次元の《波動の場》──神の地へと至ることにある。
たった1つの想いにより、カレルレンはヒトとしての枠を大きくはみ出てしまう。
その盲愛はどこで生まれたものだったのか──ソフィアと出逢い共に逃亡した7年間の間に、語られない何かがあったのかもしれない。
カレルレンの不幸はソフィアの真意を取り違えたことにより生まれたが、例え途中で過ちに気付いたとしても、自らに延命措置を施した時点でもう引き返せなくなっていたのだろう。
ソフィアへの想い故にヒトの道を外したカレルレンのその願いは、多くの犠牲の上で結果的に果たされることとなった。

搭乗機アンフィスバエナは特殊部隊として《アニマの器》探索に携わった際、《アニマの器 (ユダ) 》と同調を果たしギア・バーラーになったと思われる。

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ロニ・ファティマRoni Fatima
出身:イグニス・砂漠地区(?)
弟:レネ
搭乗機:E・アンドヴァリ
バルトらファティマ王朝の血を継ぐものの祖先であり、アヴェ王国の国祖。
元は弟のレネ・ファティマと共に砂漠の隊商の頭領で、ソラリス戦役開戦当初は地上軍を相手に商売をしていた。


28歳の頃ラカンと出逢ったロニとレネは、隊商としての機動力をもって反ソラリス同盟に参加。地上部隊の補給部隊として戦力を拡大し、僧兵隊と並ぶ程になる。
その能力を買われロニの部隊は《アニマの器》探索に携わる特殊部隊に加わり、ロニの搭乗機 (E・アンドヴァリ) は《アニマの器 (ダン) 》と同調を果たしギア・バーラーとなった。

イグニス防衛戦にて力の必要性を感じたロニは、ソラリスに対抗する為強い国を作ることを決意。アヴェ建国に向けて人々を集めながら遺跡を発掘し、ユグドラシルIV (=後のキスレブの総統府) や碧玉要塞を発見した。
ラカンによってもたらされた《崩壊の日》ではレネがロニを庇い死亡するが、ロニは残された総力を集結させディアボロス軍団に抗戦。軍団の中核となっていたORヴェルトールを起動停止させることにより、辛くも勝利する。
その後ロニは41歳でアヴェ王国ファティマ王朝を勃興。レネの忘れ形見であるニサン正教第二教母イゾルデを王族として公認し、ニサン正教を公教とした。その建国の様子は “総身に炎をまといて巨人と血の契約交わせし王” の絵巻物に残されている。

ロニはやがて訪れるソラリスとの大戦に備え、ギア・バーラー=E・アンドヴァリ (《ファティマの至宝》) を悪用されぬよう、E・アンドヴァリを搭載した碧玉要塞を網膜パタンによるセキュリティシステム《ファティマの碧玉》で封印。碧玉要塞をニサンの近郊に埋め法皇府に王家の霊廟として管理させ、子孫にその存在と使用法を伝え遺した。
ソラリスのリミッター措置により多くの記憶や情報は失われ、《至宝》の正体は王族にも知る者はいなかったが、《碧玉》に関しては連綿と語り継がれ、500年後に子孫であるバルトによってE・アンドヴァリと碧玉要塞を復活させるに至った。


ラカン (フェイ) の記憶から伺えるロニは、バルトやシグルドへと繋がる面影を宿した端正な外見に、人当たりのいい穏やかな物腰を備えた知的な好青年。
商才に長け武に優れ《アニマの器》とも同調出来る資質を持ち (恐らく高いエーテル能力を備えていたと思われる)、《アニマの器》と同調して完全体となったガゼル法院を倒した上に《崩壊の日》では人類の98%を滅ぼしたディアボロス軍団 & あのグラーフを撃退し、地面を掘り起こせばユグドラシルIVや碧玉要塞を発見し、人がほとんど滅んだ世界で人材を集め有言実行でアヴェという大国の礎を創り、また子孫達がソラリスと戦う時の事を考えて色々準備を進めたりと、先見の明をも備えた物凄い人物である。
更にキスレブがリミッター措置を受けて独自に建国しなければ、イグニス大陸は丸々ロニの国になっていたものと思われる。

ヒトの寿命一世代 (正確には約15年) のうちにこれだけを成し遂げた実行力は、ある意味ミァンよりもカレルレンよりも偉大かもしれない。

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女王ゼファーQueen Zepher
年齢:522歳 出身:シェバト
天空を彷徨うシェバト王国を、500年間に渡り治める女王。
皇国時代のシェバト皇族の最後の1人で、ソラリス戦役の時代から生き続けている。


ソラリス戦役の頃、難民を受け入れたことで影響力を濃くしたニサンに目を付けたシェバト長老会議は、皇女であった22歳のゼファーを大使としてニサンへと遣わし、ゼファーは教母ソフィアと並んで地上軍の象徴的人物として扱われるようになった。
その後シェバトはソラリスによって建造されたメルカバーに強襲され、ゼファー以外の皇族は全員死亡した。

シェバト長老会議の裏切りによってソフィアを失った翌年、ゼファーはロニとラカンを伴いシェバトへと帰国。裏切った長老会を更送し、三賢者の擁立を受け24歳で女王として即位する。
その直後《崩壊の日》を迎え、ゼファーはバベルタワー頂上ブロック (首都アウラ・エーペイル) にシェバトの国民の一部を収容し、これを塔から切り離して戦闘空域より離脱し、《崩壊の日》を凌いだ。以降シェバトは高度5km〜12kmを回遊し続けることになる。

34歳の頃、シェバトへと上がってきたカレルレンにより、裏切りの報復として長老会と共に延命措置を受ける。
ゼファー自身はシェバト長老会議の密議に関わらなかったものの、皇族の1人としてその策略を止められなかった悔いから、ゼファーは甘んじてその罰を受け入れた。


※ 『Xenogears PERFECT WORKS 〜the Real Thing〜』の記述に色々と矛盾がある為 (女王即位年や三賢者が隠遁した年等)、まとめるに当たり522歳説を採用。作中「 (実年齢は) 522歳」との台詞があるが、年表だと513歳になる。

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シェバト三賢者Magi of Shebato

トーラ・メルキオールTaura Melkiorl

年齢:600歳以上 出身:不明

 

ソラリス戦役以前からシェバト王室に客として迎えられていた、三賢者の1人。ゼボイムの遺跡からキムの論文を発見し、独自の研究を重ねてナノテクノロジーを復活させた。
青い肌と外見から亜人と思われる。

カレルレンのニサン僧兵長時代の師でもあり、彼にナノテクノロジーを伝授し、ナノマシン群体 (エメラダ) についての記述のあるキムの論文を譲った。その論文によってカレルレンはエメラダの存在を確信し、後に彼女を入手し自らのナノテクノロジーを完成させるに至った。
現在は地上で隠遁生活を送りながらヒトの身体に隠された秘密を調べ、ソラリスによるリミッターの存在を知る。

人々のリミッターを解除する為にナノマシンを散布するが、カレルレンによりその計画を逆手に取られ、ヒトの最初のスファル化を引き起こしてしまう。
スファル化が始まってからはナノテクノロジーによる治療を行い、《アニマの器》が分離して動かなくなったギア・バーラーを蘇らせるのにも一役買った。

アイザック・バルタザールIsaac Balthasar

年齢:600歳以上 出身:テランエリア

 

ソラリス戦役以前からシェバト王室に客として迎えられていた、三賢者の1人。脳神経機械学の権威であったニコラ・バルタザールの祖父であり、マリアの曾祖父に当たる。

ギア工学の天才であり、ソラリス戦役では地上軍のギア製造・整備を行っていた。現在はアヴェ近郊の鍾乳洞で隠遁生活を送る傍ら化石等の発掘を行い、秘せられたヒトの歴史を研究している。
曾孫のマリアがソラリスから逃れてきたのを保護し、ゼプツェンの操縦法を教え込み、シェバトへと連れていった。

ヴェンデッタとの戦いで破損したヴェルトールを、メルキオールの技術と合わせてヴェルトール2へと改修した。また《アニマの器》が分離して動かなくなったギア・バーラーを蘇らせるのにも一役買った。

ガスパールGasparl

年齢:600歳以上 出身:不明

 

ソラリス戦役以前からシェバト王室に客として迎えられていた、三賢者の1人。武術の達人であり、シタンの妻ユイの祖父でもある。
外見から若干亜人の血が混ざっているものと思われる。

第3次シェバト侵攻作戦では地上ゲリラ部隊を指揮し、侵攻作戦総司令官であったヒュウガ (シタン) と互角に渡り合った。
ヒュウガはこの時ガスパールの孫ユイに恋慕し、またガスパール自身の人柄に触れ感銘を受ける。
ヒュウガとユイが結ばれたのを契機に、ガスパールはヒュウガに武術を指南するようになった。

シェバトへと上がってきたフェイ達に、超必殺技を伝授する。

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