── 《福音の劫》来たれり ──
ミァンとカレルレンのシナリオ通りに事は進み、ヒトのリミッターは解除され大洋に沈んでいた《神の眠る地》マハノンが浮上。
世界は『神』デウスの復活──《福音の劫》を迎え、その時を永きに渡り沈黙で待ち望んでいた《波動存在》は『接触者』フェイに語りかける。 |
【 撃墜!! 大樹海に消えて 】【 反撃開始!! 刻印を打ち破れ 】 |
モノローグ
|
- ナノリアクターの中でトーラによる治療を受けながら、フェイとエリィはそれぞれラカンとソフィアだった頃の記憶、そしてそれまでの転生の記憶を長い夢で見る
|
|
トーラの小屋
|
- 目覚めたフェイはシタンと再会し、ナノマシンによって命を救われたこととを知る。
エリィとフェイは長い夢の記憶によって互いが少しずつ変わったことを感じ、懐かしさと思慕を増す
- トーラは地上の人々の刻印《リミッター》を解除する為にマスドライバーによるナノマシンアセンブラーの散布を提案し、フェイにイドの発露を抑制するリストバントを与える
- トーラの小屋を訪ねて来たシェバトの使者は、アヴェとキスレブの和平調印を行っているシェバトにソラリス機動兵器──ハリケーン要塞がイグニス大陸を制圧しつつ迫っていることを告げる。
トーラはフェイに助けを求めるシェバトの身勝手さに怒るが、フェイはエリィに促され、トーラとバルタザールによって改修されたヴェルトール2に搭乗し出撃する
- シタンは搭乗機をヘイムダルから師ガスパールに預けていたソラリスのギア・バーラー=E・フェンリルに変更する。
エリィは自分のフェイへの気持ちを確かめたいとシタンに語り、エメラダと共にリミッター解除の為にマスドライバーへと向かう
|
SOL-9000
|
- フェイが生きていると知ったガゼル法院とカレルレンはラムサスを向かわせ、カレルレンはフェイの発見位置から目論見通りリミッター解除が近いことを察する
|
大樹海
|
- フェイはラムサスの駆るヴェンデッタを倒し、ラムサスの自分への固執を知る
|
モノローグ
|
- ゼボイムの遺跡──マスドライバーに向かったエリィとエメラダは、合流したシタンと共にナノマシンアセンブラーの射出に成功する
- 一方ニサンに向かうハリケーン要塞の侵攻を食い止める為、バルトは祖先ロニによって改修されたキスレブ総統府──超巨大ギア・ユグドラシルIVを目覚めさせこれを倒す。
和平調印が成され歓喜に沸き返る人々の上にナノマシンアセンブラーが降り注ぎ、リミッターを解除された人々はウェルス化──スファル人への変容を始める
|
SOL-9000
|
- ガゼル法院はスファル人への変容を《福音の劫》が近付いたことによる自然発芽と受け止め、スファル人をデウスの構築部品にする為地上のソイレントシステムの再起動を決定する
|
カレルレン
研究施設
|
- カレルレンはソラリス爆破の際に散布したナノマシンウィルス※1が完成した神=デウスを抑制する為にスファラディー (ヒト) をコントロール出来るものへと変えるものであることをミァンに語る。
デウスの確実な完成のみを求めるミァンはそれを静観する
|
※1 カレルレンの散布したナノマシンウィルスは、アニムス原体である天帝カインやガゼル法院に変わる部品をナノマシンの調整によりヒトから創り出す為のもの。
アイオーンとメルカバーを操作し、融合した自分の主導権をデウス本来の意志に奪われない為でもあるものなのだろう。 |
地上ソイレント
システム
|
- 一行は地上のソイレントシステムを全て破壊し、変異体となった人々をニサンに導きトーラのナノマシンによる治療を行う。
人々の看護をするエリィは聖母ソフィアの再来と囁かれ、救済と寄る辺を求めて人々がニサンへと集まり始める
|
|
SOL-9000
|
- 500年前と似た状況にガゼル法院は《ゲーティアの小鍵》を使用しようとするが、ヒトの未来をヒトに委ねようとする天帝カインによって阻まれる
|
モノローグ
|
- 地上に残る《アニマの器》を求め、一行は500年前の《器》探索の記録から太古の遺跡へと向かう
|
【 星よ知る、我らが魂の器 前編 】【 星よ知る、我らが魂の器 後編 】 |
アニマの器
ダンジョン1
|
- 第1のダンジョンの《アニマの器》はビリーと同調を果たし、ビリーの搭乗機レンマーツォはギア・バーラー=E・レンマーツォに変化する
- ラムサスの為に《アニマの器》を奪取しようとするエレメンツはG・エレンメンツを駆り立ち向かうが、フェイ達はこれを退け、エリィに諭されたエレメンツは敗北を認める
|
|
SOL-9000
|
- ガゼル法院は《ゲーティアの小鍵》発動を抑制する天帝カインの消去を決定し、カインの《相殺存在》である【 0808191ラメセス 】──ラムサスを用いることをミァンに告げる。
ドミニアはミァンの不穏な動きを察し、エレメンツは精神的に追い詰められつつあるラムサスを案じる
|
モノローグ
|
- フェイとの戦いを求め、ラムサスのヴェンデッタがエリィの戻ったニサンを強襲する
- 《母》であるエリィを殺すことが出来ないラムサスは劣等感と敗北感に打ちのめされ、全てのヒトの頂点となるべく創造された人工生命体である自分の出生と、塵として破棄され、そこから這い上がって来た過去を語る。
エリィは人の優しさや愛情に飢えるが故に他者を傷付け、フェイを憎むラムサスの心を知る
|
SOL-9000
|
- ガゼル法院は戻ったラムサスを口々に “塵” と罵る。
ラムサスを心理的に操作するミァンとカレルレンは、追い込まれたラムサスにオリジナルである天帝カインの暗殺を仄めかせる
|
アニマの器
ダンジョン2
|
- 第2のダンジョンの《アニマの器》はリコと同調を果たし、リコの搭乗機シューティアはギア・バーラー=E・シューティアに変化する
- カレルレンから《アニマの器》とエリィ奪取の命を受けたハマーが現れ、フェイ達はやむなく戦いハマーを倒す。
ハマーはリコがキスレブ総統ジークムントの息子であることを伝えて消え、フェイはハマーを救えなかった無力感に悲しむエリィをこれ以上戦わせることは出来ないと決意する
|
天帝の部屋
|
- カレルレンにそそのかされたラムサスは、絶対行使力を持つ天帝カインの力を《相殺存在》として中和し、暗殺する
|
SOL-9000
|
- 抑制する天帝カインの死、そして全ての《アニマの器》がアニムスと同調を果たし起動したことにより、ガゼル法院は《福音の劫》を迎える為に《ゲーティアの小鍵》を使用する
|
モノローグ
|
- 《小鍵》の発動により構築人種 (スファラディー) としてのヒトの枷が外れ、一斉に人々のウェルス化が始まる
- ウェルスの咆哮に導かれ、かつての超大型恒星間航行船エルドリッジ中央ブロック──《神の眠る地》マハノンが大海より浮上する。
ガゼル法院は《神》と《神の知恵》を手にするべく兵器と化したソラリスの軍勢をマハノンに差し向け、一行はそれを阻止する為にマハノンへ向かうことを決意する
|
【 天帝暗殺 マハノン浮上!! 】【 追放されし者、神の楽園に帰る 】 |
ユグドラシル
|
- マハノン突入前夜、フェイとエリィは互いの想いを伝え合い共に過ごす。
フェイはエリィにペンダントを預け、マハノンへ向かう
|
|
ニサン
|
- エリィはマルーと語らい、自分が以前成せなかったことを成す為に存在していると感じる
|
マハノン
|
- ソラリス軍を退けマハノンに到達したフェイ達は、マハノン──宇宙船エルドリッジが1万年前にこの惑星に墜落した物であることを知る。
一行は《ラジエルの樹》を求めて奥へと進み、半化石化し腐敗しかけた巨大な生命体──デウスと対峙する
- デウスを倒した一行は《ラジエルの樹》と接触し、《恒星間戦略統合システム デウス》の実態を知る。
シタンは更にその中枢である《ゾハル》のデータにアクセスしようとするが、カレルレンとグラーフが現れそれを阻む
- フェイ達はグラーフのORヴェルトールに敗れ、カレルレンによって捕われ《ゴルゴダの地》に磔にされる
|
モノローグ
|
- ニサンでウェルス化した人々を介護していたエリィは悪い予感に襲われ、シェバトへ上がりフェイ達がカレルレンに捕われたことを知る。
エリィはそれまで乗ることを拒んでいたE・レグルスに搭乗し、カレルレンの誘うままに《ゴルゴダの地》へと向かう
- 《ゴルゴダの地》でケンレン・テンポウと戦ったエリィは圧倒的な力の差に倒れるが、起き上がったE・レグルスは2機を瞬殺し、エリィの《母》としての力の一端を見せる。
その結果に満足したカレルレンはエリィを連れ去り、残された無力なフェイをグラーフは蔑む
|
【 失われし約束の地 】【 君が呼ぶ 哀しみのメルカバー 】 |
SOL-9000
|
- カレルレンはSOL-9000上のガゼル法院のデータを用済みとみなし、消去する
|
|
モノローグ
|
- フェイはカレルレンが建造を始めた《神の方舟》メルカバーに、エリィ救出とその起動を阻止する為に向かう。
ラムサスを案じるエレメンツも別働隊としてメルカバーに侵入する
|
メルカバー
|
- メルカバー最深部に辿り着いたフェイは、カレルレンのギア・バーラー=アンフィスバエナに搭乗したラムサスと対峙する。
ラムサスはカレルレンによって創られた【 0808191ラメセス 】であった頃の記憶──カレンの息子であり『接触者』であるフェイがいた為に廃棄処分にされた※2過去を語り、ドミニアの制止を聞かずに自らの存在意義を賭けてフェイに襲い掛かる
- アンフィスバエナを倒したフェイ達はデウス本体前に到達し、捕われたエリィとカレルレン、そしてミァンと対峙する。
《アニマの器》はデウスに吸収されギア・バーラーは停止し、信じ愛していた女に裏切られ続けていたことを知ったラムサスはミァンを殺害する
- ミァン (M0998) の死によってエリィは “最後のミァン (M0999) ” として覚醒・変貌し、ビリーの銃を奪いフェイを撃つ。
《母》として完全に目醒めたエリィは1万年前──星間戦争時代に起きた《恒星間戦略統合システム デウス》の暴走と惑星への墜落、ゾハルとその中枢である《生体電脳カドモニ》について語り、ヒトが大破したデウスを復活させる為に創造され、《神の部品》としてプログラムされた存在であったことを明らかにする。
エリィは自らをミァン──刻の管理者でありデウスの構成部品の1つであると語り、最後のパーツである《事象変異機関 ゾハル》との合一を求め、カレルレンと共にデウスとの融合に向かう
|
※2 「ヒトの頂点に立つ為に創造された」「フェイがいた為に廃棄された」というラムサスの認識は誤り。
実際は《相殺存在》として天帝カインを暗殺する為だけにラムサスは創られた。
ラムサスに誤認識させフェイを憎むように仕向けたのは、カインの力を中和するだけの精神力をラムサスに持たせる為のミァンとカレルレンによる作意。 |
【 はるかに遠き 夢の形見は…… 】 |
モノローグ
| - 《生体素子アニムス》との同調を果たし完成した《アニマの器》と《中枢素子ペルソナ》である《母》エレハイムを得てデウスは目醒め、《神の方舟》メルカバーは起動する。
メルカバーは変異した人々を吸収して生体兵器群・天使《アイオーン》に創り変え、文明を根絶させる為に地上を蹂躙し始める
- デウスを追おうとしたフェイは仮死状態で発見され、イドの再発を恐れたシェバトと仲間達はフェイをカーボナイト凍結する
- シタンはシェバトがフェイを執拗に恐れる理由をゼファーに問う。
ゼファーは500年前のソラリス戦役について語り、シェバトの過ちを起因として《崩壊の日》を引き起こしたラカン──グラーフと同質の力を持つフェイを、その過去ごと封印したいが為に恐れるのだと応える。
シタンはフェイがラカンと同じくゾハルの力を求めて目覚めるのではないかと予感する
|
|
フェイの
深層意識
| - カーボナイト凍結されたフェイは自らの深層意識を彷徨い、現在ステージに立っている、自分が新たに創り出した4番目の人格とイドに逢う
|
ラカンの記憶
| - 生真面目にソフィアとの距離を置こうとするラカン。
ソフィアを敬愛し、ソフィアから逃避するラカンに苛立つカレルレン。
アヴェの始祖となったロニとレネの兄弟。
かつてのゼファー。
僅かに想いを伝え合ったまま、イグニス防衛戦で散ったソフィアの最期の言葉。
そして神に絶望し、仲間達の元を去るカレルレン。
──シェバトに捕らえられたミァンにソフィアの面影を見たラカンは力を求めるように仕向けられ、伝承にあるゾハルを求めて《ベツレヘムの地》へ向かう
|
シェバト
| - イドはステージ上の4番目の人格を掌握しフェイの肉体を手に入れ、ダンとミドリの目前でカーボナイト凍結を打ち破り、ゾハルの元へと向かう
|
ベツレヘムの地
| - シタン達はイドを追ってゾハルの眠る地──《ベツレヘムの地》に赴き、ゼノギアスへと変容するヴェルトールとゾハルを発見する
- シタン達を襲うイドの前にワイズマンが現れ、イドはワイズマン──父カーンに憎しみをぶつける
|
フェイの
深層意識
| - イドに吸収されかけたフェイは “憶病者” の元を訪れ、イドに人格解離の原因となった記憶を見せられる。
苦痛を伴う精神接合実験。突然変貌した母の異常を訴える息子の言葉を取り合わない父。“憶病者” から嫌なものを押し付けられる為に解離した人格・イドは生まれた時から両親と世界を憎み、破壊衝動に捕われていた。
フェイは母も覚醒したミァンであったことを知る
- 息子が『接触者』であることを知ったカレン=ミァンはグラーフを呼び、その覚醒を促そうとしていた。
グラーフから妻子を護ろうとして傷付く父と無関心な母を前にした “憶病者” は力を暴走させ、母を殺したその責任をイドに押し付けだ──そう思い込んでいたイドにフェイはカレンが自分を護ろうとして犠牲になった真実を見せ、温もりを知ったイドはフェイに全ての記憶を委ねる
- 全ての人格を統合して前世の記憶を取り戻したフェイは《波動存在》の呼び掛けを聞き、星間戦争時代、原初の『接触者』であった自分の観測によって《波動存在》が《事象変異機関 ゾハル》に捕らえられ、定義付けられたその《母》としての意志がエレハイムという存在になったことを知る。
《波動存在》は高次元に回帰する為に『接触者』であるフェイにゾハルとシステム全ての破壊を求め、フェイはシステムに縛られるエリィを解放する為にデウスとゾハルを破壊する
|
【 堕ちた星 めざめよと呼ぶ声あり 】 |
ベツレヘムの地
| - カーン──グラーフは全ての因果を断ち切り世界を滅ぼす為にフェイとの同化を望み、フェイはゼノギアスでグラーフの駆る真ヴェルトールと戦う
- グラーフはラカンとして、そしてカーンとして愛した女達──ミァン=エレハイムの解放をフェイに委ね、『接触者』との同化を望むゾハルに身代わりとなって吸収される
|
|
原初の地
| - 《原初の地》を訪れたフェイは1万年前の原初の刻の記憶を語り、生体素子維持プラントの中で朽ち果てた原初の《母》──オリジナルミァン・ハッワーを見上げる
|
メルカバー特攻
| - ゼノギアスから得られたデータとトーラのナノマシン、そしてバルタザールの技術により、シタン達のギアはナノマシンによる自己修復機能を備えたアイオーンへの対抗手段を得る※3
- 一行はメルカバーの主砲を沈黙させ内部に侵入する為、残る戦艦──アヴェのユグドラシルIII・キスレブのユグドラシルIV・シェバトのエクスカリバーの総力を結集し、障壁を破りユグドラシルIVの誘爆によってメルカバーを撃墜する。
地に落ちたメルカバーは惑星ごと宇宙侵略兵器に進化する為、ナノマシンによるテラフォーミングを開始する
|
※3 有機融合ユニット《アニマの器》を失い停止していたシタン達のギア・バーラーは、トーラとバルタザールによってギア・アーサーに改修された。 |
【 全ての始まりにして終わりなる者 】 |
雪原アジト
| - 過去の罪と世界の未来を憂いるゼファーに、シタンはメルカバーから救出したラムサスが自分を取り戻したことを伝える。
シタンの叱咤を受け、ラムサスは自分を心から案じ必要としてくれるエレメンツと友の存在にようやく気付く
- 姉アルルの死からフェイを憎んでいたダンはフェイと和解する
|
|
ゼボイム遺跡
| - 方々を旅したビッグジョー (4036歳) は、再び芸能活動を始める為の資金稼ぎとしてゼボイム遺跡内でショップを営む
- ゼボイムの遺跡をエメラダと共に訪れたフェイは、人類の未来を憂いエメラダを創造したキムの記憶を思い出す。
エメラダもまたキムとエレハイムを思い出し、フェイがキムではないことを認識する。
エメラダは自分を愛し守ってくれた2人を心配させないように精神的な自立を求め、その外見は急激な成長を果たす
|
デウス
| - フェイは全てのシステムを破壊しエリィを取り戻す為、仲間達と共にデウスの中枢へと向かう
|