── ナノテクノロジーの萌芽 ──
“Xenogears” よりおよそ4000年前。
ヒトは知能レベルのピークに達し繁栄の時を迎えていたが、遺伝子に大きな欠陥を持っており、生殖能力が低く寿命も平均30余年と短かった。
ミァンがこの時代のヒトを『第3期アーネンエルベ種 (リセットを必要とする種) 』と見なし全面核戦争の準備を進める一方、『接触者』キムと恋人エレハイムは滅びつつあるヒトという種の未来をナノテクノロジーに託し、自らの娘としてナノマシン群体エメラダを誕生させる。 |
創始暦5963
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※1 ゼボイムの国民的英雄。
ある時は受賞作家・ある時は格闘技の王者・またある時はカーレーサーと幅広い分野で華々しい活躍を見せ、特に音楽分野では超売れっ子アイドルロックバンド《ラビーネ》と双璧を成す程の人気を見せ、数々の名曲を残した。 |
創始暦5990頃
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- ジョー・力石 (20代後半)、その膨大な私財を用い、自らの延命・肉体保存の為にクローン研究機関や冷凍睡眠業者に援助を行う
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創始暦5998
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- ジョー・力石 (35歳)、コールドスリープ施設を視察中に事故で急速冷凍されてしまう。
コールドスリープの解凍技術はその頃確立しておらず、英雄を失い悲しむ国民により、戦時中にも関わらず盛大な葬儀が行われる。
一般には受賞会場で後頭部を痛打し昏睡状態になった為と公表される※2
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※2 DISC2終盤、ゼボイム遺跡を訪れ本屋の雑誌を調べると当時の記事を読むことが出来る
【 GAMEMEMO 】 ゼボイムの雑誌 |
創始暦6053
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- 双児の姉妹が2人同時にミァンとして覚醒 (M0611・M0612)※3
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※3 複数のミァン因子が同時覚醒 (1つの時代に複数人のミァンが同時存在) することは珍しくないが、双児でのこの覚醒は極めて稀なケース |
創始暦6055
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※4 フェイの前世:原初のアベルより転生
※5 原初のエレハイムより転生。
この転生より『接触者』と『対存在』は時を同じくして生まれるようになり、エレハイムが《母》としての特性を持つが故に『接触者』と『対存在』という間柄において本来あるべき母子関係は、恋人関係として発露するようになった。 |
創始暦6071
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- キム (16歳)、首都ゼボイムの連邦大学医学部へ入学
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創始暦6074
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- キム (19歳)、理学部生化学課に編入。分子機械の研究を始める
- エレハイム (19歳)、連邦医学部に看護婦として勤務
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創始暦6075
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【 ナノテクノロジーの提唱とそれを巡る思惑 】 |
創始暦6077
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- キム (22歳)、学生時代からの研究テーマ『分子機械による遺伝子再構築の方法』を学会に発表。
分子機械で構成される疑似生命体 (ナノマシン群体) の創造を提唱するが、神への冒涜・異端と判断した学会はキムを追放する
- 学会を放逐されたキムは分子機械研究を諦め、医学部へ戻り再び医者を志す
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創始暦6078
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- ミァン姉妹、遺伝子レベルで肉体的欠陥を負ったこの時代の人類をデウスの部品として不適合と判断。
ガゼル法院との協議の結果、これを滅ぼすことを決める
- ミァン姉妹は放射能等によるヒトの次代の突然変異的変化を期待し、ゼボイムの国家元首の側近となりこれに取り入り、全面核戦争の準備を進める
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創始暦6079
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- キム (24歳)、連邦医務局医師になる
- キム、同病院の看護婦であったエレハイム (24歳) と出逢い、恋仲になる
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創始暦6081
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- 反政府組織ラヴィーネによる中央発電所施設爆破事件。
首都への電力供給の50%が停止し、連邦医務局も停電に見舞われる。
それに自己発電装置の故障が重なり、キム(26歳)が執刀していた少女が死亡する。
憤るキムにエレハイムは自分が先天的に生殖能力を欠いていたことを告げ、キムはヒトの未来を憂い焦燥に駆られる※6
- ミァン姉妹、キムの研究論文に着目。ナノテクノロジーによるヒトの変革の可能性に期待し、身分を偽りキムに接触。
ミァンより研究施設の提供を受けたキムは、医師を続ける傍ら再び分子機械の研究に着手する。
一方で反政府組織ラヴィーネもキムの論文を入手し、ナノテクノロジーの兵器転用の可能性を知り、キムとの接触を図る
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※6 DISC2終盤、エメラダを伴いゼボイム遺跡を訪れると、この時の様子を観ることが出来る |
【 エメラダ誕生 〜 核の冬 】 |
創始暦6082
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- 反政府組織ラヴィーネはキム (27歳) を組織に勧誘するが、キムはこれを拒否。
以降もラヴィーネは執拗にキムへの接触を続ける
- キム、感謝祭の日に自分とエレハイムの間の娘として少女型のナノマシン群体を形成。
エメラルド色の髪から「エメラダ」と名付ける※7
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※7 エメラダの誕生を、キムはナノリアクター前でケーキに蝋燭を灯して祝う。
シタン家の物置のオルゴールを調べると娘の誕生を祝福する父親のメッセージ (“わが娘のたんじょうを祝して……世界中の夢と勇気と 愛をきみに……”) が書かれているが、フェイが懐かしさを感じたこのオルゴールは、もしかしたらこの日キムがエメラダに贈った物かもしれない。 |
創始暦6083
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- スポンサーであるミァン姉妹の正体と目的に気付いたキム (28歳) は、ラヴィーネと手を組みエメラダをラヴィーネの用意した研究施設へと移送する
- ミァン姉妹はキムの研究を奪取する為に軍部を動かし特殊部隊を差し向け、研究所を包囲。
エレハイム (28歳) はキムとエメラダを中央隔離室に逃がす為、軍部の凶弾を受けながらも高出力X線照射装置を起動。命を落とす※8
- エレハイムの犠牲によって特殊部隊は壊滅するが、キムは施設ごとエメラダを凍結。
ナノマシン群体を解体し再構築プログラムと共に封印。行方不明となる
- ミァン姉妹の暗躍により、全面核戦争勃発。
シェルターに逃れた一部の人を残し、僅か1年の間に全人口の90%以上が失われる
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※8 【 古の声がいざなう 海底遺跡へ 】でパーティにエリィを加えていると、エリィがこの時の様子を語る |
創始暦6084
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- 核の冬到来。
地上の遺伝子研究施設より生き残った実験動物が逃走、後のヒト亜人種※9の母体となる
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※9 チュチュやハマー等の動物状の外見を持つ、ヒトと同等の知能の亜人種 |
── ヒトの進化と各国の状勢 ──
“Xenogears” よりおよそ900〜500年前。
人々の中からごくわずかにエーテル能力を使える者 (デウスのマーカーとしての能力=ゾハルに干渉出来る人間) が生まれ始める。
ヒトが最終段階に入ったと判断して直接支配に乗り出した神聖ソラリス帝国に対し、地上は反ソラリス同盟を結成。人型兵器ギア・アーサーや空中戦艦等、機動兵器を駆使しての戦いが始まる。
相容れない戦いの中、権力欲に魅入られた者の策略によりソフィア (エレハイム) が死亡。『接触者』ラカンの嘆きが《崩壊の日》を引き起こし、神とヒトに失望したカレルレンは、自ら「神を創り出す」為に長い過ちの道を歩み始める。 |
創始暦9088
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- 高いエーテル能力を持つ教母アドリエル※10によって、地域信仰を礎にニサン教が開かれる
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※10 以降ニサン教は高いエーテル能力を持つ者を教母とする習わしになる |
創始暦9164
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- カインらはヒトが最終段階にあると判断し、神聖ソラリス帝国を建国
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創始暦9226
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創始暦9301
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創始暦9453
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- ニムロド帝国、シェバト帝国に次ぐ大国に成長。
当時盛んだったニサン教は第5代ニムロド皇帝クセル・ラオディキアにニムロド帝国の公教として認められ※11発展する
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※11 周辺諸国への恫喝を含めた帝国政策の一環としての公教化であり、後に帝国側の真意を知った教団側はクセル大帝に反発・帝国と教団間に確執が生まれる。 |
創始暦9458
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創始暦9465
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- カレルレン、私生児として誕生。同年母エルアザルを亡くし天涯孤独になる
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創始暦9469
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創始暦9475
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- 『接触者』ラカン※12、後のラハン地区に誕生・『対存在』エレハイム、ニサン公教アシェラ修道会会士の次女として誕生
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※12 フェイの前世:ゼボイムのキムより転生 |
創始暦9477
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※13 『Xenogears PERFECT WORKS 〜the Real Thing〜』では創始暦9486年生まれとなっているが、作中 (創始暦9999年) ゼファーは「522歳」と言っている為、そこから逆算するとこの年生まれになる。
以降のゼファーの年齢はこの年生まれと仮定し算出したもの。 |
創始暦9481
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- ラカン (6歳)、両親と死別。
幼いながらも自活する
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創始暦9482
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- エレハイム (7歳)、エーテル能力の高さを見い出されペヌエル枢機卿の養女となり、ペヌエル修道院に入る
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創始暦9483
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- エレハイム (8歳)、病気療養の為アシェラ修道院に戻り、ラカン (8歳) と出逢う
- 数ヶ月後、別れ際にラカンから自分を描いた1枚のスケッチを受け取り、ペヌエル修道院に帰る
- エレハイム、教母候補に擁立されソフィアと改名。
各派閥の教母を擁立する者達の間で抗争が激化していく
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創始暦9487
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- ニムロド帝国皇帝クセル・ラオディキア、ニサン公教による民衆の思想統一を目的として公教会に教母の叙任権を求め、ラオディキア王朝とニサン公教会の間で対立が起きる
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創始暦9488
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- 皇帝クセル・ラオディキアによる、ソフィア暗殺を目的としたペヌエル修道院襲撃事件。
実行犯の一人であったニムロド帝国ラオディキア傭兵団団長カレルレン (23歳)、ソフィア (13歳) と出逢う。
自分の死を受け入れて穏やかに微笑むソフィアを殺せなかったカレルレンはソフィアを連れ逃亡。
以降行方をくらませる※14
- ニサン教、ペヌエル修道院襲撃事件を一因とする教会政変により、ソフィアを擁立する旧ペヌエル会派と公教会に分裂
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※14 この殺伐とした出逢いの中で見たソフィアの笑顔にカレルレンは癒され、以降行動を共にし彼女を護衛するようになる。 |
創始暦9490
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- 皇帝クセル・ラオディキアの謀殺によりニムロド帝国ラオディキア王朝瓦解。
ニサン公教会衰退する
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創始暦9493
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- 故郷を離れたラカン (18歳)、ソラリスの関与する政変暴動に巻き込まれカレルレン (28歳) と出逢う※13
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※15 この時カレルレンはソフィアと行動を共にしていたが、ラカンとソフィアの再会は果たされなかった。 |
創始暦9495
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- 行方不明だったソフィア(20歳)、カレルレン(30歳)とジークリンデ※16に伴われ、ニサンに帰還。
ソフィアを教母として分裂していたニサン教はニサン正教と改名し、教義と組織の改革と立て直しを図る
- 僧兵隊設立。カレルレン、僧兵長に就任する※17
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※16 ペヌエル枢機卿の姪で後の教母補佐官
※17 ゼボイム遺跡からキムの残した論文の一部を発見したシェバト三賢者の1人トーラ・メルキオールは、独自の研究を重ねてその技術を復活させる。
僧兵長を務める傍らカレルレンはメルキオールに師事し、メルキオールはカレルレンに学問を教える中でナノテクノロジーを伝授する。 |
── ソラリス戦役勃発 〜 ソフィアの死 ──
デウス復活の準備を進めるソラリスの、《M (マラーク) 計画》の一環である地上人の拉致や人体実験・本格的な地上侵攻等が表面化し始める。
地上勢力は反ソラリスの気配を強め、ソラリス戦役が勃発する。 |
創始暦9496
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- ラカン (21歳)、ソフィアとアシェラ修道院にて13年振りに再会
- 神聖ソラリス帝国からの地上解放を掲げるシェバト帝国を中心に、地上諸国による反ソラリス同盟結成。
ソラリス戦役勃発※18
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※18 デウス復活に向け、ガゼル法院はデウスの母艦とする為に主力戦艦メルカバーを建造する (後に出る戦略制圧母艦メルカバーとは異なるもの)。
またメルカバーに対抗する為、シェバトによってかつてエルドリッジに搭載されていた空中戦艦エクスカリバーが発掘・修理される。 |
創始暦9497
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- 戦役で多数の難民が生まれ、率先して難民の救済に当たるソフィアは《聖母》《知識の母》として敬愛される
- ラカン (22歳)、地上軍を相手に商売をしていた隊商のロニ・ファティマとレネ・ファティマの兄弟 (28歳)※19と出逢う
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※19 後にレネ・ファティマとジークリンデ教母補佐官が結ばれ、ニサン正教の系譜に繋がっていくことになる。
レネの兄ロニが興したアヴェ王国ファティマ王朝と宗教国家ニサンとの深い友好関係は、この時代から始まる。 |
創始暦9499
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- 難民を受け入れたことでシェバト帝国に並ぶ影響力を増したニサンに目を付け、シェバト長老会議はゼファー (22歳) を大使として遣わす※20。
これによりニサンは反ソラリス同盟に組み込まれ、ソフィア (24歳) はゼファーと共に望まぬまま地上軍の象徴的な立場に押し上げられる
- 地上軍の抵抗にデウス復活を画策するガゼル法院と、この時代の人間を不適合種と見なすミァン (M0970) との間に確執が生じる。
ソラリス (ガゼル法院) は地上各地にソイレントシステムを建築し、ミァンとの対立が表面化する
- ラカン (24歳)、カレルレン (34歳) の推薦でソフィアの肖像画を描き始める。
この肖像画は完成させられることはなかった
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※20 この頃ソラリスは主力戦艦メルカバーによりシェバトを強襲。
ニサンに逗留するゼファー以外の皇族は全員死亡する。 |
創始暦9500
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- ガゼル法院はデウスとの融合を急ぎ、《アニマの器》を手に入れようと画策する。
その情報を得、シェバトはカレルレン (35歳)・ラカン (25歳)・ロニ (31歳) を中心とする特殊部隊を結成。
ソフィア (25歳) を同行させ《アニマの器》探索に向かわせる※21
- ラカン、探索の過程でゾハルの存在を知る
- 《アニマの器》を手に入れた4人のガゼル法院は地上諸国を蹂躙するが、ラカンらによって倒される※22
- デウス復活を望むガゼル法院はそれに反対するミァンを、地上支配を望むシェバト長老院は一大勢力となりつつあるニサンとその教母であるソフィアを疎み、両者は利害による密約を結ぶ。
ガゼル法院はシェバトに地上の半分の支配を譲り、ソフィアをミァンと交換することを約束し、シェバトは引き渡されたミァンをカーボナイト凍結することを約束する
- イグニス防衛戦にてシェバトの裏切りにあった地上軍はソラリス軍の重囲に陥り、ソフィアはラカンらを救う為に敵の主力戦艦メルカバーに空中戦艦エクスカリバーで特攻、死亡※23。
後のキスレブの上空に散る
- ミァン、シェバトの捕虜となる
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※21 ラカンのORヴェルトール、ロニのE・アンドヴァリ、カレルレンのアンフィスバエナ、ソフィアのE・レグルスはこの時期に《アニマの器》とそれぞれ同調を果たし、ギア・バーラーになったと思われる。
※22 この頃以前より互いに恋心を抱いていたラカンとソフィアは気持ちを明かし合い、ソフィアを愛していたカレルレンは沈黙でそれを見守る。
※23 この時ソフィアを護り戦死したカレルレンの部下ケンレン (捲簾) とテンポウ (天蓬) はカレルレンによってパーソナルデータを保管されており、後にギアの中枢回路として再生処理を受ける。
作中《ゴルゴダの地》にてエリィのE・レグルスを迎え撃ったのはこの2人。 |
【 『接触者』ラカンとゾハルの接触 】 |
創始暦9500
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- カレルレン (35歳)、裏切りによるソフィアの死から神 (信仰) とヒトとに失望し、ソフィアの「信仰は内に芽生えさせるもの」という言葉を「神がいないのならば自らの手で創り出す」という信念に変え、人々の前から姿を消す※24
- ロニ (31歳)、アヴェ王国の建国を決意する
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※24 この後カレルレンはミァンと接触し、マハノンを訪れ《ラジエルの樹 (人工電脳ラジエル) 》に触れ、《波動存在》とその高次元への回帰の望みを知ったと思われる。 |
創始暦9501
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- ロニ (32歳)、イグニス戦乱跡からエルドリッジに搭載されていた艦艇※25を発見。
後世に遺す為、改修作業を隊商の仲間に命じる
- ゼファー (24歳)、ロニやラカン (26歳) らを伴いシェバトに急遽帰国。
裏切った長老会を更送し、バルタザール・ガスパール・メルキオールら三賢者の擁立を受け女王として即位する
- ラカンはシェバトに捕われていたミァンと出逢い、力を求めるよう仕向けられる。
ラカンはミァンを解放し、ゾハルを求めて《ベツレヘムの地》へと向かう
- ラカン、《ベツレヘムの地》にてゾハルと接触。
『対存在』であるソフィア (エレハイム) を欠いたままの不完全な接触であった為、ゾハルとの接触で力が暴走・『接触者』としての力の一部が具現化し、ラカンは破壊と滅亡のみを望む別人格者・グラーフへと変貌する※26
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※25 後のユグドラシルIV=キスレブの総統府
※26 グラーフが他者の能力を飛躍的に高めることが出来るのは、この時の《波動存在》との接触により、他者の持つゾハルへの干渉能力値 (マーキング) を変更出来るようになった為と思われる。 |
【 《崩壊の日》 〜 各統治国家の平定 】 |
創始暦9501
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- グラーフとなったラカンは、エルドリッジに搭載されていたデウス初期型端末兵器・《ディアボロス》の軍団を覚醒させる (《崩壊の日》※27 )。
ディアボロス軍団はミァンの目論見通り、グラーフの怒りのままに地上とソラリスの区別なく世界を崩壊に導く
- ゼファー (24歳)、バベルタワー頂上ブロック (首都アウラ・エーペイル) にシェバトの国民の一部を収容し、これを塔から切り離し戦闘空域より離脱。《崩壊の日》を凌ぐ。
以降シェバトは高度5km〜12kmを回遊し続けることになる
- ロニ (32歳) 他、倒したガゼル法院のギア・バーラーを手に入れた数名の若者がディアボロス軍団に抗戦。軍団の中核となっていたORヴェルトールを起動停止させることにより、辛くも勝利する。
この戦いで兄のロニを庇い、レネ・ファティマ (32歳) が死亡。グラーフとなったラカンは行方不明となる。
また全人口の96〜98%が失われ、ガゼル法院の残り8人全員も死亡する
- 《崩壊の日》によって人口のほとんどを失ってしまった人々は戦う理由を失い、ソラリス戦役は勝敗を分けることなく終結する
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※27 《崩壊の日》については、作中シェバトの王宮図書室を訪れると当時の様子を伺うことが出来る。 |
創始暦9502
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- 生き残った人々により、ニサン法皇府が再興される。
ニサン正教教母補佐官ジークリンデはレネ・ファティマの忘れ形見のイゾルデを出産。後にイゾルデはニサン正教第二教母となる。
これ以降、ニサン正教は世襲制となる※28
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※28 アヴェ建国に向けて生存者を召集する為各地を巡っていたロニは、この頃地中に埋まる碧玉要塞を発見したと思われる。 |
創始暦9505
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- ゼファー (28歳)、三賢者によってシェバト王国再興。
その後三賢者はシェバトを離れ隠遁生活に入る
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創始暦9506
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- カレルレン (41歳)、デウスの復活《プロジェクト・ノア》を目的とし、神聖ソラリス帝国に上がり天帝カインと接触。
《崩壊の日》に死んだガゼル法院8人の記憶データを再構築しSOL-9000に移植。
いずれ来る《ゲーティアの小鍵》の発動に備える※29
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※29 カレルレンは賢者メルキオールから学んだナノテクノロジーにより、《福音の劫》まで生き長らえるべく自らの肉体に延命措置を施し、また肉体の老化を止めた。 |
創始暦9510
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- ロニ・ファティマ (41歳)、いつか来るであろうソラリスとの決戦に備え、アヴェ王国建国・ファティマ王朝勃興。
亡き弟レネ・ファティマの娘であるニサン正教第二教母イゾルデを王族として公認し、ニサン正教を公教とする
- ロニはギア・バーラー=E・アンドヴァリを悪用されぬよう、E・アンドヴァリを搭載した碧玉要塞を網膜パタンによるセキュリティシステム《ファティマの碧玉》で封印。
碧玉要塞をニサンの近郊に埋め法皇府に王家の霊廟として管理させ、子孫にその存在と使用法を伝える
- 人知れずラカン死亡 (35歳)。グラーフとしての人格のみが残留思念となって残り、以降他人の意識に憑依して意識を持続させていく
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創始暦9511
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- カレルレン (46歳)、シェバト王国を来訪。
《福音の劫》まで自分達の裏切りを悔い続けヒトの終末を見届けさせる為、ゼファー (34歳) やシェバト長老会議に延命処置を施し、シェバトをゲートで封じる
- 神聖ソラリス帝国、水面下からの地上支配を画策し、地上に『教会』設備を設置。
地上の情報収集やソイレントシステムの一環として運営する
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創始暦9513
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- ユグドラシルIVの改修作業が続く中、人が集まり町が発展。
ソラリスの介入 (『教会』の下部組織である委員会による統制・リミッター措置等) を受け本来の目的を忘却し、ユグドラシルIVを中心としてキスレブ帝国建国
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